フロントラインワーカー、リモートワーカー、デスクレスワーカーとのつながりを維持する

クライシスコミュニケーションの改善からリモートトレーニングの向上まで、企業がWorkplaceを使用してフロントラインワーカーとのつながりを維持するための5つの方法をご紹介します。

ビジネスコミュニケーション | 所要時間: 10分

新型コロナウイルス感染症の広がりは、個人や企業に難題を投げかけ続けています。多くの企業がリモートワークに踏み切る一方、営業を継続する方法を模索し続けている企業もあります。誰にとっても先の読めない時代です。特に各国がロックダウンの規制を緩和し始めている今、世界中の労働者たちが「次はどうなる」という疑問を抱いています。

Workplaceで業務を簡素化

オフィス勤務再開の周知からハイブリッドワークの導入まで、Workplaceは業務を簡素化します。

そのような社員と継続的にコミュニケーションを取りつつ、顧客にサービスを提供し、患者を支え、世界中のコミュニティで重要な業務につくフロントラインワーカーたちとのつながりを保つことが重要です。また、企業がオフィス勤務の再開に向けて動き出すうえで、ビジネスリーダーがロックダウン後の計画を社員に伝えられるようにしなければなりません。

Workplaceは、そのための有益なツールとなります。ライブ動画、チャット、グループ、Workplaceルームなどの使い慣れた機能を通して、より簡単に最新の情報を提供し、つながりを保つことができるので、フロントラインで勤務する社員やオフィスに戻る準備を始めた社員が、安全を確保し、必要な情報を把握することができます。

Workplaceでフロントラインワーカーとのつながりを維持

Workplaceでフロントラインワーカーとのつながりを維持

社員とのコミュニケーションの主要チャネルとしてWorkplaceを採用する企業はますます増えています。その理由は、Workplaceは社内の全員をつなぐことができるからです。

米国のペット小売業Petcoのパートナーコミュニケーション担当ディレクターのDaniel Sundin氏は「パンデミックが起こった時にWorkplaceがなかった場合を想像できますか?」と複数の人に言われたと語ります。

今回、フロントラインで働く社員や自宅待機を命じられた社員を支えるために、Workplaceをどのように活用しているのかについてお客様に尋ねてみました。そこから得られた5つのユースケースと、情報を共有しながら高いエンゲージメントレベルを維持するためのさまざまなキャンペーンの展開方法をご紹介します。

クライシスコミュニケーション: 共有と傾聴

クライシスコミュニケーション: 共有と傾聴

新型コロナウイルス感染症に関するコミュニケーション用に、全社規模での公式グループをデフォルトで対象者別に作成します。例えば、フロントラインワーカー向けのガイダンスがリモートワーカー向けのガイダンスと大きく異なる場合は、個別に周知するためのグループを作成する必要があります。

Workplace経由でグループを共有するだけではなく、既存のチャネルを通してグループを共有し、欲しい情報を簡単に見つけられるようにすることもできます。

  • 高度なアドバイス1: 重要な投稿、公式グループ、投稿の固定などの高度な管理機能を活用することで、社員が適切な情報を適切なタイミングで見ることができます。インサイトを使えば、重要な通知を行った際に、投稿へのコメントから社員の感情を把握することもできます。
  • 高度なアドバイス2: キャンペーンを使用し、コンテンツをテーマ別に整理して保存します。オフィス勤務再開のポリシーに関する複数の投稿を集め、その投稿に関するオーディエンスのリーチ、エンゲージメント、センチメントを追跡します。キャンペーンの結果を基に、社員の共感を最も得られるようメッセージを調整できます。
  • 高度なアドバイス3: グループ設定を変更して投稿を時系列で並べ替えることで、常に最新情報が最初に表示されるようにします。

ライブ動画を使用して特定のWorkplaceのグループに動画を配信することは、フロントラインワーカーとのつながりを維持する効果的な方法です。管理職や現地チームのグループと一緒にライブを行い、フロントラインワーカーからのよくある質問に答えられるようにしましょう。

  • 高度なアドバイス1: セッションの前にアンケートやQ&A投稿を作成して、社員の質問への理解を深め、回答を提示できるようにします。
  • 高度なアドバイス2: フロントラインの管理者のグループを作成し、困難な時期にスタッフを管理するうえで参考となる、人事関連の文書やリソースに簡単にアクセスできるようにします。
  • 高度なアドバイス3: 認知度向上キャンペーンを実施して、Workplaceのモバイルアプリをダウンロードするようスタッフに働きかけます。これによりコミュニケーションがより簡単になり、他の人との双方向の会話も可能になります。

Workplaceは、社員が自宅待機になっても情報を入手しつながりを維持するという点で重要な役割を果たします。企業全体のグループを使用し、最新情報を迅速に共有しましょう。また、内容にバリエーションを持たせるようにします。投稿の内容が業務に関する情報のみとなっている場合もあるかもしれませんが、パンデミック中でも健康でアクティブな生活をキープするためのガイドのようなソーシャルコンテンツを共有することもできます。

例えば、英国のHonest Burgersは、リーダーシップからの最新情報の提供や、在宅勤務者用の毎日の業務計画の作成にWorkplaceを活用しています。

安全に関するヒントとリソース

安全に関するヒントとリソース

チームや部門のグループでは、カスタマイズした手洗いポスターを作成するなど、社員の気を引くような方法で、衛生状態を保つためのヒントを共有できます。創造力を発揮しましょう。AirAsiaのように動画投稿を利用して、衛生対策に関するダンスチャレンジや、#washitright手洗いチャレンジのような企業ポリシーを打ち出すこともできます。

  • 高度なアドバイス1: グループ内の学習セクションを利用して、チームメンバーが発案した優れた事例を収集します。
  • 高度なアドバイス2: 安全に関する重要な最新情報のグループを作成します。ここでは、顧客や同僚に発熱などの症状がある場合の対処方法のガイダンスなど、重要な情報を掲載できます。
  • 高度なアドバイス3: Workplaceアンケートを使用して、毎日または必要に応じてスタッフの健康チェックを行うためのアンケートを設定します。Workplaceチャットでアンケートを送信できるほか、リンクやメール通知でも送信できるようになりました。
  • 高度なアドバイス4: 社員のよくある質問に答えるQ&Aの場を設けます。例えばLojas Marisaは、社内の医療従事者の質問を集め、その質問への回答セッションを開催しました。
現場でのトレーニングとマネジメント

現場でのトレーニングとマネジメント

多くのお客様が、日々の業務経験から学んだことを共有するためにWorkplaceグループを利用しています。グループを使用すると、厳選されたスキルトレーニングを、トレーニング資料やイベントへのリンクと併せて共有できます。

ボットを使うと、さらに魅力的で効果的なトレーニング体験を提供できます。例えば、Huminosの無料COVID-19ボットは、Workplaceチャットやグループを通じて新型コロナウイルス感染症の関連ニュースを共有し、企業全体の意識向上に貢献します。

また、健康診断調査票の送信や理解度の測定も可能になります。これは現在、Workplace総合ディレクトリで無償で提供されています。

  • 高度なアドバイス1: ポリシーは頻繁に変更されるため、情報やトレーニングを迅速に社員に提供できるよう、チャットボットをインストールしましょう。例として、Preppioが挙げられます。
  • 高度なアドバイス2: 社員と顧客の安全を守り、衛生状態を維持するための小売店の配置および管理方法に関する情報には、ラーニングユニットを使用してください。
  • 高度なアドバイス3: アンケートまたは安全チェックを導入し、健康状態や出張に関する申告を管理します。
人事・シフト管理

人事・シフト管理

一部の企業では、顧客対応後の手洗いのために休憩時間を長く取ったり、ソーシャルディスタンスに対応したりするためにシフトが変更されています。社員がシフトスケジュールの管理と交換を簡単にできるよう、Workplace上にグループを作成して、シフト交換の管理に役立てている企業は少なくありません。

  • 高度なアドバイス1: 250人未満のWorkplaceグループを設定すると、Workplaceは同じ人数のWorkplaceチャットグループを自動的に設定します。このようにリンクされたチャットにより、違うタイムゾーンや地域にいる社員ともつながることができ、シフト交換を提案できます。
報償とモチベーション

報償とモチベーション

すでに説明したとおり、グループは、重要な社員同士のつながりを維持するうえで大切な役割を果たしています。ビデオ、GIF、写真などのリッチメディアやコンテンツを共有できるため、長い時間にわたり社員の注意を引くことができます。

全社員対象のソーシャルグループを作成して社員をつなぐお客様もいます。“Humans of the Frontline”と呼ばれる例では、フロントラインに価値をもたらす社内のさまざまなメンバーを、動画や投稿で紹介するためのプラットフォームが社員に提供されました。オフィスのスタッフに、皆の安全を守っているのは誰かを認識してもらい、その人たちをサポートするよう促します。

シンガポール公共機関は、Workplaceを使用して、物理的な距離をこえて各機関で働く職員をつないでいます。最近では、職務中に襲撃された現場職員へのお見舞いメッセージを集めるために、Workplaceが使用されました。投稿についたコメントを基に動画が作成され、被害者である現場職員に届けられました。

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  • 高度なアドバイス1: 個人の貢献を称えるため、謝意を送りましょう。同僚のプロフィールページに移動し、[ありがとうを送信]ボタンをクリックします。これは仕事上の功績を広く評価するもので、社員のタイムラインに表示されるとともに、コピーが上司に送られます。
  • 高度なアドバイス2: 上司と従業員が報償のためのバッジを贈ることができる感謝キャンペーンを開始します。
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