Workplaceジャーニー: PwC
世界有数のコンサルティングファームであるPwCで、社内組織のNew Ventures and Innovationsを統率するVicki Huff Eckert氏がFlowに参加。Workplaceの導入を後押しする世界的なトレンドと、WorkplaceがPwCにもたらした「驚異的な」体験を紹介しました。
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PwCのグローバル組織、New Venturesを率いるVicki Huff Eckert氏は、Flowの登壇者の中で最もWorkplaceを知り尽くしている人物かもしれません。この登壇者には、Workplaceチームのメンバーも含まれます。その理由は、同氏のビジネスの使命は、クライアントのためにテクノロジーとサービスを結びつけることだからです。つまり、さまざまな面からWorkplaceに精通しているのです。
Workplaceで業務を簡素化
オフィス勤務再開の周知からハイブリッドワークの導入まで、Workplaceは業務を簡素化します。
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Eckert氏は次のように語りました。「私の事業ユニットでは、クライアントがWorkplaceを導入するお手伝いをしているほか、Workplaceに加えてクライアントに提供するソリューションの構築も行っています。さらに、当社におけるWorkplaceの試験的導入も担当していますが、これが驚異的なのです」
これまでに多数の大規模組織の内部を見てきたEckert氏は、多くのCEOが推進しようとしている改革計画に対して特別な視点をもっています。そんな同氏が特に注目したのが、次の2つのトレンドでした。
トレンド1: 社員と共にリードする
1つ目は企業文化のトレンドです。「新しく就任したCEOほど、改革の必要性を実感するものです」とEckert氏は言います。「テクノロジーを導入し、大変革を実現し、構造的なコスト低減を図り、市場での競争力を高めようとします。そして、自分だけではどうにもならないという結論にたどりつきます。新しいテクノロジーを実際に使うのは社員であり、マーケットを動かすのも社員です。社員と共にリードしていかなければ、必要な改革を導入することはできません
「だからこそ、Workplaceはリーダーシップチームから大きな支持を得ているのです。Workplaceを使えば、社員と共にリードすることが可能になります」と同氏は続けます。
「Workplaceがリーダーシップチームから強く支持されるのは、社員と共にリードすることが可能になるためです」
それはなぜでしょうか。第一に、その使いやすさにより、誰もが発言の場を得られるからです。PwCはそれを身をもって体験しています。「当社は、いわゆる『市民主導型』のイノベーションに大きな重点を置いています。Workplaceは導入が簡単です。遅れを取りたくない社員たちが、率先して導入を進めていくのです」
トレンド2: ITのコンシューマライゼーション
そしてもう1つ、Eckert氏が注目した大きなトレンドがあります。「過去20年間で、ITのコンシューマライゼーションは爆発的に進みました。現在、それを消費してきた人たち、特にミレニアル世代は、管理職になったり、社会人としてより大きな役割を担ったりしています。この世代は自分たちが慣れ親しんだ方法でコミュニケーションを取りたいと思っています。現在、業界全体で実際に起こっている大きな変化として、簡潔なコミュニケーションを定期的に取ることで社員エンゲージメントを維持するということが挙げられます」
![Vicki Huff Eckert on stage at Flow 2018](https://scontent-ord5-1.xx.fbcdn.net/v/t39.2365-6/51167789_320788371865667_9047753779058835456_n.jpg?stp=dst-jpg_p720x720&_nc_cat=108&ccb=1-7&_nc_sid=9170fc&_nc_ohc=1CGdZJajwcgQ7kNvgH24BP8&_nc_ht=scontent-ord5-1.xx&gid=AqtNQVDQANd_jwqAuc2ReNM&oh=00_AYAgeBiN3Bbg4GeEwChhN5f51NBdJs8LJPEUbHXIrG2tLw&oe=66AA3F0B)
Workplaceは、そのようなエンゲージメントを単に実現するだけでなく、すでに定着している企業文化の転換を推進するツールであるとEckert氏は言います。そして同氏が「コミュニケーションを根本から変えるもの」とみなしているのが、ライブ動画です。ライブ動画を使うには、考え方を大きく変える必要がありました。
「私はSNSが大好きで、家では子どもたちと一緒に利用していますし、仕事でも使っています。ただ、ライブ機能には慣れていなかったので、最初に投稿した動画はすぐに削除してしまいました」と彼女は言います。
「チームの皆に『自然体ですごくよかったのに、なぜ削除したのですか』と言われました。削除したのは、私にとって動画とは「セリフや筋書きが決まっているもの」だったからです。そうは言ってもこれからは、全員が原稿のないライブ動画に慣れていく必要があります。新しいとはそういうことです。そして実際に使ってみると、驚異的でした。間近に控えていた重大な変更をライブ動画で発表したところ、チーム全体が活気づきました」
「Workplaceを利用している社員は世界中でリーダーシップを発揮しています」
PwCでは、Workplaceについて、企業文化やコミュニケーションだけではなく、クライアント全体に真のビジネスインパクトをもたらすものととらえています。「まずはコミュニケーションを改善し、会話を促進します。そしてその後、真のビジネスチャンスに気づき始めるのです」とEckert氏は言います。
「ボットを使ってセルフヘルプを行っているクライアントの事例があります。また、社員のオンボーディングソリューションに取り組んでいるクライアントや、Workplace上でeDiscoveryを使いこなす方法を模索しているクライアントもいます。現在当社では、3か月、6か月、9か月、または2年という時間枠で、クライアントがWorkplaceをどうとらえていくかという点を検討し始めています」
リーダーがリーダーシップを発揮できるツール
PwCの社内では、リーダーシップへの影響が最も大きかったとEckert氏は振り返ります。「誕生日パーティーの企画や、笑顔のアイコン、『いいね!』のリアクション以外にも、役立つ用途があったんです」と同氏は笑わせます。
「私が最も感銘を受けたのは、Workplaceを利用している社員が世界中でリーダーシップを発揮できているということです。確かに楽しい要素もいろいろあるのですが、お互いにアンケートをとったり、意見を求めたり、さまざまなビジネス問題について尋ねたりといった、すばらしい投稿が見られました。導入のしやすさがもたらすこのバイラル効果が、Workplaceというツールを面白くて楽しいものにしています」
PwCのNew Ventures担当責任者、Vicki Huff Eckert氏のご協力に感謝いたします。