働き方の未来を設計する - パート7: パーソナライズ
シリーズ最後となるパート7では、未来の職場ではコミュニケーションがどのようにパーソナライズされ、個人の優先順位を重視したものになるかについて見ていきます。
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このシリーズを初めて見る方は、まずはこのシリーズの以下の投稿をご覧ください。
‣ 最初にパート1で概要をご覧ください。
‣ パート2で、第1の原則と、未来のコミュニケーションがオープンバイデフォルトなものになる理由をご確認ください。
‣ 次に、未来の職場ではモバイルファーストが主流になる(そしてボットが多用される)理由をこちらでご覧ください。
‣ これまでにないほど職場のコミュニケーションが表現豊かになる理由をこちらでご確認ください。
‣ 未来で使用されるツールが単独ではなく統合されていくしくみを、パート5でご確認ください。
‣ 未来の職場ではすべての社員をつなげるツールが不可欠となる理由をご確認ください。
第6の原則: パーソナライズと優先順位の設定
導き出された最後の原則は、「未来の職場では情報へのアクセスがパーソナライズされ、情報に優先順位が設定される」という予測です。
情報のスピードが加速するに伴い、情報を理解して効果的に優先順位を設定できることが、競争力を高めるうえで不可欠なスキルとなります
生産性向上ツールやコラボレーションソフトウェアにより、社員が毎日受け取る情報の量と速度が大幅に増加している世界では、このことがかつてないほど重要になります。情報のスピードが加速するに伴い、情報を素早く理解して効果的に優先順位を設定できることが、競争力を高めるうえで不可欠なスキルとなります。
これはもちろん、個人の生活にも言えることです。「いつでも、どこでも、何にでも」というモバイルの文化により、ニュース、映画、ゲーム、書籍、音楽など、ほとんど無限の情報量にボタンを押すだけでアクセスできるようになりました。しかし、変わらないものが1つあります。実際に消費しなければならない時間です。
本当に必要な情報を伝える
時間は最も貴重なリソースです。そのため、どこに時間を使うかや、最も楽しめそうなものをどのように見つけるかについて、賢い選択が必要です。
この問題に対するFacebookのソリューションが、ニュースフィードです。ニュースフィードは、個人が価値を見出す可能性の高いコンテンツをスクロール表示できる、パーソナライズされた新聞のような、他に類を見ないソースです。Facebookでは、利用者の実際の行動から得られた一連のシグナルに基づくアルゴリズムを使用しています。
強力なシグナルには、フォローしている友達、つながっている家族、「いいね!」しているページ、ブランド、コンテンツなどが含まれます。これらすべての影響とつながりを集約したのが、「ソーシャルグラフ」と呼ばれるものです。
ビジネスに関する適切な会話を常に把握する
Workplaceで開発している「ワークグラフ」は、Facebookのソーシャルグラフと同じようなしくみです。最終的には、社員やチームのつながり、ダウンロードしたドキュメント、返信したメッセージ、さらには参加したミーティングといった情報シグナルに基づいて、社員の職場における業務だけでなく役割も把握できるようになります。
これは、Facebookの世界最先端のAIと機械学習機能を使って構築された次世代ITです。このITにより、弊社は理解を継続的に向上させ、適切な人からの適切な情報を適切なタイミングで提供できるようになります。
グループとニュースフィード
これを踏まえ、プロジェクトグループとパーソナライズされたニュースフィードがWorkplaceの2つの中核機能になりました。
情報は豊富にあるのに時間的な余裕がない世界では、ニュースフィードは真に重要な情報を提供する非常に強力なシステムです。
グループ(公開、非公開、秘密)は、一日の仕事を始めるのにうってつけの場所となります。グループは特定の複数のチームやプロジェクトごとに作成でき、利用者はグループからのお知らせをそれぞれの優先順位やニーズの変化に応じて管理できます。
こうすることで、利用者は必要な情報をより簡単に受け取ることができ、情報の関連性も高くなります。
ニュースフィードが個人の生活だけでなく、仕事でも非常に効果的である理由もここにあります。情報は豊富にあるのに時間的な余裕がない世界では、ニュースフィードは真に重要な情報を提供する非常に強力なシステムです。
人が組織を変え、Workplaceが人の力を引き出す
以上が、未来の優れた職場を定義し、形作る6つの主要な原則です。Facebookでは、働き方の未来について、テクノロジーというレンズだけでなく、人というレンズも通して考えています。
弊社は、これまで何十億もの人々のプライベートなコミュニケーションに変革をもたらしたツールを開発してきました。この10年にわたる経験をもって、今度は職場におけるコミュニケーションを変えていきます。私たちが使用するテクノロジーは、重要なものになるでしょう。このシリーズで提示した主要な原則は、テクノロジーによって人の能力を引き出すための指針となります。
しかし、それ以上に重要なのは、弊社が人々のニーズと期待をあらゆる企業活動の中心に位置づけることで、人々の潜在能力を引き出せることです。
つながりが未来の職場で果たす役割についてまだご覧になっていない場合は、こちらをご覧ください。