Ad's Up Consulting(以下「Ad's Up」)は、Workplaceを早くから導入しているアーリーアダプターでした。そこで、コミュニケーション部門責任者であるMaud Baerenzung氏と再会し、このプラットフォームが人々の働き方をどのように変え続けているのか、話を聞いてみました。

Ad's Upは、検索エンジンマーケティング戦略とソーシャルメディア広告に特化した独立系デジタル企業です。

高度なテクノロジーと各分野の優秀なコンサルタントを組み合わせ、ハイレベルなブランドとのパートナーシップを構築しています。

英国フィナンシャルタイムズ(FT)紙も、「ヨーロッパで最も勢いのある急成長企業 2018年版 (Europe's Fastest Growing Companies 2018)」でAd's Upを紹介しています。

同社の勢いはここ数年間で増す一方です。2012年の設立以来、わずか6年で社員が2名から49名へと拡大しました。また、今後も同じペースで採用が続くと予想され、コミュニケーション上の課題が発生する可能性があります。

そこでWorkplace by Facebookを導入し、この課題を解決したということです。Baerenzung氏に詳細を聞きました。

1.Workplaceを選んだ理由

1.Workplaceを選んだ理由

「Workplaceを導入する前は、別のオンラインメッセージングソリューションを使用していました。しかし、チームが大きくなるにつれて、拡充の必要性が明らかになりました。以前のプラットフォームには、会話の履歴が残らないという課題がありました」とBaerenzung氏は振り返ります。

「また、チームのやりとりの制御やフォローも困難でした。社員が不在の場合に、その人に聞かないとわからない情報がないかどうかを迅速に確認したかったのです」

以前のプラットフォームには、会話の履歴が残らないという課題がありました。また、チームのやりとりの制御やフォローも困難でした
以前のプラットフォームには、会話の履歴が残らないという課題がありました。また、チームのやりとりの制御やフォローも困難でした

Baerenzung氏は、Workplaceを導入することで、Ad's Upがそうした課題すべてに対応する適切なソリューションが得られたと考えています。そして、今では機能横断的なチーム間のすべての情報共有のための事実上のプラットフォームとなっています。

2.導入の手応え

2.導入の手応え

Ad's Upのチーム全員がWorkplaceを毎日使っています。朝出社して最初にチェックするものになっています。そして、メールをチェックしようと思いつくより先にWorkplaceをチェックするほど、文化として根付いています。

「勤務中は常にWorkplaceを利用すること、と社内規定にも盛り込みました」とBaerenzung氏は言います。

また、Workplaceはモバイルファーストであるため、全社レベルでコミュニケーションの質が向上するという効果もあります。人と人との大切な日常のやりとりだけでなく、より大きな、より影響の広く及ぶ各種発表にも当てはまります。

Workplaceは電子メールよりも便利。そして、トップダウンではなく、双方向のコミュニケーションを実現するのに貢献
Workplaceは電子メールよりも便利。そして、トップダウンではなく、双方向のコミュニケーションを実現するのに貢献

「Workplaceは、社内コミュニケーションや社内アナウンスにも最適なツールです。最近、毎月第一月曜日にニュースレターを設定し、社内のオープングループでスムーズに共有し、組織の透明性を最大限まで高めています」

また、Workplaceチャットや各種グループでのリッチメディアの活用は、コミュニティとしての一体感や企業文化の強化に役立っています。

「メールより断然良いです」と、Baerenzung氏は語ります。「GiFや絵文字、シンプルな『いいね!』を使うことで、トップダウンではなく双方向のコミュニケーションを実現できます。どの企業でもより人間らしく、従業員中心の働き方が実現できるという点で、Workplaceは有用な、優れたツールです」

3.Workplaceの利用は働き方変革においてどれほど効果があったのか?

3.Workplaceの利用は働き方変革においてどれほど効果があったのか?

370社以上の顧客を抱えるAd's Upは、顧客志向を貫くためにトップクラスの組織を必要としています。そのためには、チーム間コミュニケーションの質の向上が欠かせません。

Workplaceグループを活用して業務を整理することで、仕事を遂行する上で必要なプロジェクト情報を確実に受け取ることができます。また、拠点間のコミュニケーションが円滑になったことで、別の拠点で勤務するチームとつながることも簡単にできるようになりました。

さらにBaerenzung氏は、トレーニングや製品プレゼンテーションに関する課題を例として紹介してくれました。Workplaceを導入するまでは、別の拠点に勤務する人に連絡を取りスケジュールを調整するのは非常に困難でしたが、Workplaceを展開したことで、状況は一変しました。

ライブ動画を使った説明会の配信を開始。だから、Workplaceの利用中にも瞬時に全員と効果的に共有可能
ライブ動画を使った説明会の配信を開始。だから、Workplaceの利用中にも瞬時に全員と効果的に共有可能

「Workplaceのおかげで、ライブ動画を使ってこの説明会を中継できるようになりました。だから、Workplaceの利用中にも瞬時に全員と効果的に共有できるのです。別拠点で勤務する社員とも共有できます」

結局のところ、最も重要なのはコミュニティの構築に役立つという点です。「Ad's Upのソーシャル面の活動を整理する上でWorkplaceはますます重要になっています。当社のチームは写真、アンケート、イベントだけでなく、ヒントやアドバイスを社内全体に共有することがよくあります」

人と人との距離を縮める効果もあって、Workplaceは生活に不可欠な存在に
人と人との距離を縮める効果もあって、Workplaceは生活に不可欠な存在に

Ad's Upの社員にとっては、人と人との距離を縮める効果も、Workplaceが生活に欠かせない存在になった理由の1つです。

4.今後Workplaceに期待することは?

4.今後Workplaceに期待することは?

デジタル広告の世界では、最新の記事や動向を把握することが本当に重要です。Baerenzung氏は、Workplaceを活用する上でこれが次の大きなステップになると考えています。

「将来的には、Workplaceがいくつかのニュースアプリケーションを統合するのも面白いかもしれません。そうすれば情報収集を一元化でき、さらに時間を節約できます」

素晴らしいアイデアです。そして幸運なことに、すでに作業は始まっています。

統合ディレクトリには、ReutersやBloombergなどのニュースアグリゲータをはじめ、人々が毎日使う業務ツールとの統合が50以上登録されています。これら以外のアプリケーションについても検討が進んでいます。

Ad's Upのように、お客様が社内で独自のカスタム統合を構築できるというのは、本当に素晴らしいです。また、実現したい統合をリクエストすることも可能です。また、Workplaceとの統合を希望する開発者の方からのご連絡もお待ちしています。

Ad’s Up Consultingのコミュニケーション担当部長Maud Baerenzung氏に心より感謝いたします。

この記事は役に立ちましたか?
ご協力ありがとうございました。

最近の投稿

ビジネスコミュニケーション | 所要時間: 10分

Transform Nordicsに参加したAker BPやPreppとの協力でデジタルイノベーションを実現

先週オスロで開催されたTransform Nordicsには、スカンジナビア諸国のCEO、Workplace担当役員、そしてデジタルテクノロジーによる革新を目指す人々が集結しました。

ビジネスコミュニケーション | 所要時間: 10分

職場で世代間で教え合えること

団塊世代、X世代、ミレニアル世代と、それぞれに得意な分野があるはずです。職場でお互いから学べることを紹介します。

ビジネスコミュニケーション | 所要時間: 10分

Workplaceのニュースフィードで従業員は常に最新情報をキャッチ

ニュースフィードはパーソナライズされたガイドで、常に組織の最新情報を把握することができます。自分にとって大事な最新情報だけをチェックできますし、そうした情報が、最新だけど興味や関心の薄い情報に埋もれてしまうこともありません。