SaaStrトラステッドアドバイザーのLemkin氏がFlow 2018でパネルセッションを開催し、SaaSビジネスの構築とスケーリングに関する最上級の教訓やインサイト、実践を共有します。職場の変革と人的資本の育て方に関して、Lemkin氏に会う機会を得てお話を伺いました。

SaaStrのストーリー

SaaStrのストーリー

SaaStrはSaaS業界のサポートネットワークです。世界最大のソフトウェア企業コミュニティのホスト役として、経営者、創業者、起業家がその可能性を広げるための支援を行っています。

何もないところからの出発でした。SaaStrは、2012年にJason Lemkin氏がWordPressの簡潔なブログで、EchoSignで0ドルから1億ドルの年間経常収益を達成するまでのストーリーを紹介したことから始まりました。

今ではSaaStrはForbes誌のトップ100ブログに選ばれ、グローバルイベントや投資ファンドなど、提供するサービスを拡大しています。Lemkin氏は、この会社の社長を務めるテクノロジー起業家であり、ベンチャーキャピタリストでもあります。

生来の熱血漢で天才的なビジネススキルを持つ同氏が、SaaSと人的資本の育て方について、業界の内部事情を明かしてくれます。

「ブロッカー」の除去

「ブロッカー」の除去

「1兆ドル規模のビジネスを目指すのであれば、まずは従業員にとって業務の妨げになっている要因、つまりブロッカーを取り除くことから始めます」とLemkin氏は言います。「そうしないと物事がうまくいかなくなります。人を雇う際は自立心と向上心のある人を選ばないと、その人のキャリアもうまくいかなくなるでしょう」

「1兆ドル規模のビジネスを目指すのであれば、まずは従業員にとって業務の妨げになっている要因を取り除くことから始めます」

「1兆ドル規模のビジネスを目指すのであれば、まずは従業員にとって業務の妨げになっている要因を取り除くことから始めます」

しかし、スタートアップ企業にとって、大きな予算をかけたアプローチは必ずしも必要ではありません。従業員へのサポートに配慮したアプローチをとることで、大きな違いが生まれます。「人としての生活の営みを支援するような企業文化が必要です。企業の資本基盤となる人を支えていかなければなりません。

健康的なおやつを職場で食べ放題にする程度の、ささやかな取り組みでもいいんです。2ドルで人を喜ばせることができるのなら、決して馬鹿にはできないでしょう」

リーダーを育てる

リーダーを育てる

従業員の忠誠心を保つのは給料だけではありません。時間を投資と考え、リーダーが周りの人を思いやる行動を示すことで、ビジネスを発展させる道が開けます。「メンターシップというのは、小さな会社では偶然に起こることが多いんです」とLemkin氏は言います。

「しかし、ビジネスが成長してきたら、スケールアップを実行しなければなりません。偶然に委ねるわけにはいかないのです。新卒の21歳で入社した人には社内での昇進の道筋を示さないと、彼らは去っていきます」

「マネージャは従業員の中核的な存在とならなければなりません」

「マネージャは従業員の中核的な存在とならなければなりません」

従業員のことをよく知り、そのキャリアパスを支援することは、職場の礼儀としてだけでなく、スタートアップ企業では特に重要です。「社員のキャリアパスをできるだけきちんと計画しましょう」とLemkin氏は呼びかけます。

「優れたリーダーなら、人は必ず野心家だとは限らないことを承知しています。従業員のモチベーションはそれぞれ異なります。マネージャは従業員の中核的な存在とならなければなりません」

「リーダーに魅力があれば、欲しい人を誰であっても採用できます。スタートアップを急成長させた経験のある人なら、それが秘訣だと知っているはずです」

「リーダーに魅力があれば、欲しい人を誰であっても採用できます。スタートアップを急成長させた経験のある人なら、それが秘訣だと知っているはずです」

最適な人材を採用

最適な人材を採用

その極意は何なのでしょうか?まずまずのスタートアップとなるか最高のスタートアップとなるか、両者を分ける要因は何でしょうか?「チーム内の中心人物を特定し、そうでない従業員への対応について方針を考えておくことが重要です」とLemkin氏は言います。

「リーダーに魅力があれば、欲しい人を誰であっても採用できます。スタートアップを急成長させた経験のある人なら、それが秘訣だと知っているはずです。最適な人材を採用しましょう」

Flowとは

Flowとは

Flowは、2018年10月9日(火)にカリフォルニア州メンロパークのHotel Niaで開催される、当社のグローバルリーダーシップサミットです。

Walmart、Vodafone、Box、Oktaなどのお客様やベストパートナーとともに、企業が人々を組織の目的と結びつけ、人々の真の可能性を引き出し、最高の仕事をする力を与える方法について議論します。

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