デスクはなくてもアイデアはある: 社内の全員をつなぐための新しいアプローチ
デスクレスワーカーをつなぐことが人材、事業、収益にとってプラスになる3つの理由
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4,000人以上の米国と英国のフロントラインワーカーと本社マネージャーを対象とした調査の結果が発表されました。その結果により、フロントラインワーカーとビジネスリーダーとの間で交わされるビジネスコミュニケーションの重要な課題が浮き彫りになりました。
さらに、これらの問題が業績に悪影響を及ぼす可能性があることが、これまで以上にはっきりと認識されました。ここに簡単な弊社での調査結果の概要があります。
Workplaceで業務を簡素化
オフィス勤務再開の周知からハイブリッドワークの導入まで、Workplaceは業務を簡素化します。
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企業文化の民主化
組織全体をつなぎ、全員に発言の場を与えることは、社員の満足度の高い成功するビジネスに不可欠な部分です。しかし、情報が上層から下層に伝達される必要があるのと同様に、社員が外部や上層部に情報を送る必要もあります。
「社員の17%が本社とまったくやり取りしないと答えていますが、コラボレーションツールを使用している組織ではわずか8%にとどまっています」
残念ながら、これはほとんどの社員にとって現実ではありません。私たちの調査では、フロントラインワーカーとビジネスリーダーとの間のコミュニケーションが機能していないことが明らかになりました。ですがこれは、リーダーがコミュニケーションの価値に気づいていないということではありません。74%が、非公式の会話や会議を通じてフロントラインワーカーとのつながりを維持していると答えています。
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コミュニケーションの断絶
真面目に取り組んではいても、これはマネージャにとって難しいことです。直接会うだけで組織内の全員と個人的につながることは困難なことです。社員が直属のチーム外の人たちから切り離されていると感じてしまう理由は、おそらくここにあるのでしょう。
社員の86%が直接の同僚とのつながりを感じていますが、本社とのつながりを感じるのはわずか14%です。さらに、経営幹部とつながっていると感じているのはわずか3%です。
これは憂慮すべき結果です。しかし、マネージャーが他の方法を使用して社員とつながるとどうなるでしょうか?
企業が完全なビジネスコミュニケーション戦略とコラボレーション(メッセージングプラットフォーム、ドキュメント共有、ビデオ会議ソフトウェアのようなもの)を可能にするツールを使用すると、社員からよりポジティブな応答が得られます。
「社内でコラボレーションツールを使用すると、リーダーシップとのつながりを感じる人の数は2倍以上になります」
この種のツールを使用すると、社員の4分の1(25%)が本社とのつながりが増したと感じます。さらに良い点は、経営幹部とのつながりを感じている人の数が倍以上になることです。
イノベーションへのゲートウェイづくり
イノベーションはビジネスにとって不可欠です。しかし、新しいアイデアを歓迎し、そのアイデアを伸ばして活用できる環境でのみ、イノベーションが効果を発揮します。
データには、多くの企業がこれらの条件を作り出すためにやるべきことが他にも多々あることが示されています。つまり、コミュニケーションの課題があるということは、貴重なアイデアがビジネスを通じて昇華する妨げになるということです。
この例で考えてみましょう。自分のアイデアを上級チームメンバーと共有しているフロントラインワーカーは半数弱です。しかし、ほとんどすべてのマネージャー(90%)は、フロントラインワーカーがビジネスアイデアを共有できる状況にあると報告しています。
また、先ほど見てきた傾向の続きとして、コラボレーションツールにアクセスできない社員は、職場で社内でアイデアを共有できる状況にあると感じる可能性が12%も低いことが判明しています。
「4人に1人が、コミュニケーション不足が原因で、自分のアイデアが活用されなかったと答えています」
では、社員が自分のアイデアを社内で伝えることを妨げているものは何でしょうか?アイデアの最大の障害となるものは、それらを提供する機能です。4人に1人が、コミュニケーション不足が原因で、自分のアイデアが活用されなかったと答えています。ほぼ5分の1は、時間の不足とコミュニケーションツールの不備により、管理職がアイデアを有効活用できないと考えています。
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つながりの欠如
そして最後に、調査回答者の半数弱が、仕事以外でも優れたアイデアを持っていると考えています。これは、組織がそのような貴重なアイデアをいつでも取り入れ、社内で共有するためのプラットフォームを提供する必要があることを示唆しています。
社員のエンゲージメントの向上
最も成功するビジネスとは、社員が参加したいと思うビジネスです。しかし、調査結果からは、コミュニケーション不足が社員エンゲージメントに大きく影響することがうかがわれます。
従業員の半数以上が自分は声なき存在と答えている組織では、モチベーションや熱意が失われる傾向があります。そのような状況下で管理職の83%が自信を持って、「全社員に事業での発言権を与えている」と主張しているようでは、さらに士気を落とすことになります。
「従業員の半数以上が自分は声なき存在と答えている組織では、モチベーションや熱意が失われる傾向があります」
さらに、本社が自分の果たす役割と組織にもたらす価値を理解していると考えている従業員は半数にも満たないのです。興味深いことに、社員がコラボレーションツールにアクセスできるようになると、この重要な統計結果は63%まで上昇し、大幅な改善がみられます。
組織の意識アンケート調査を実施
課題の1つは、リーダーがこれらの問題があることに気づかず、課題を自分が解決していると思い込んでいるところです。回答者の79%が、フロントラインワーカーとして働いたことがあるため、その役割がもたらす価値を実感できると回答しており、71%は過去12か月間にフロントラインを訪れたことがあると答えています。しかし私たちの調査によれば、社員と管理職の視点は常にずれています。
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つながってコラボレーションする
このギャップを埋めることは容易ではありません。社員が自分の経験を(良し悪しを問わず)互いに、上級チームと共有できるスペースが明確に必要です。
適切なコラボレーションプラットフォームは、経営陣が共有スペースを作成するのに役立ちますが、完全な解決策は技術面だけでなく、文化的な面でもあるのです。ビジネスリーダーにとっての課題は、組織全体のスタッフが率直で民主的な会話を行えるようにすることです。
デスクを持たないワーカーのためにも、発言できる環境を整える必要があるからです。