このシリーズでは、未来の働き方を形作るビジネスリーダーの方々にお会いして、Workplace導入の経緯についてお話を伺います。また、Workplaceが新しい働き方の発見に役立っている事例も紹介します。Workplaceのエクスペリエンスについて、今回も実体験に基づいた考察を伺いましょう。

今回お話を伺うのは、Ennismoreの創業者でありCEOも兼務するSharan Pasricha氏です。2011年に創設されたEnnismoreは、人々の発見を後押しするホスピタリティブランドの創造をその使命としています。ロンドンとニューヨークを拠点に、世界各地でユニークなホスピタリティ施設を開発し運営しているEnnismoreファミリーには、以下の通り、有名ブランドがいくつも含まれています。

例えばThe Hoxtonは、世界各地の個性的なロケーションにあるオープンハウス(一棟貸し型)ホテルのブランドです。また、スコットランドのハイランド地方にあるGleneaglesは、この地方を象徴するホテルで、周辺のレジャー施設も充実しています。一方、低価格帯ホテルの既成概念を打ち破るべく工夫を凝らしているNoCoもこのファミリーの傘下にあり、さらにその他多数のブランドがあります。

Workplaceを選んだ理由は?

Workplaceを選んだ理由は?

数年前、私はEnnismoreの技術チームに、チーム全体とつながることができるアプリ、つまり現代のイントラネットの開発を頼みました。そこにWorkplaceが登場しました。

縦割りを解消し、チームのオンラインコミュニティを作りたかったのです。Workplaceは必要な条件をすべて満たしていました

縦割りを解消し、チームのオンラインコミュニティを作りたかったのです。Workplaceは必要な条件をすべて満たしていました

Workplaceは、私たちがアプリに求めていたこと、そしてそれ以上のことを、ほとんどすべてやってくれました。自社でアプリを作るとなると、そのための開発者と予算をずっと確保し続けなければならないことは分かっていたので、Facebookに全部任せてしまおうと考えました。5,000人もの開発者を抱える会社と張り合おうとするのは無駄な戦いですから。

私たちの計画は、チームをひとつにまとめ、縦割りを解消し、チームのためのオンラインコミュニティを作ることでした。Workplaceのおかげで、これらの条件をすべて満たすことができました。取り組みはまだ始まったばかりです。

私たちはWorkplaceを導入したことで、コラボレーション、アイデアの共有、情報交換について、以前よりはるかに効率よく行えるようになりました。よりスマートで迅速な作業を可能にし、オープンなコミュニケーションとイノベーションという、まさにEnnismoreが目指す強い文化を推進したいのです。

導入の手応え

導入の手応え

私としては導入はとてもうまくいったと思います。ブランドに合った楽しいキャンペーンを作りました。1月上旬に導入キャンペーンを開始し、Workplaceが登場することをチームに告知し、導入に向けて大いに社内を盛り上げました。

Workplaceを使って、ローカルなサイトだけでなく、もっと大きなものとつながる

Workplaceを使って、ローカルなサイトだけでなく、もっと大きなものとつながる

Workplaceの正式な導入は1月25日で、私はFacebookのオフィスで最初のライブチャットを開催しました。翌月曜日には、アクティベーション率が40%になりました。私たちのWorkplaceエキスパートは、メッセージを発信し、人々に利用してもらうための重要な役割を果たしました。

最大の課題は、メールを使わない従業員の扱いです。現在も登録者の獲得に取り組んでいる最中ですが、年末までに登録率が80%に達することを見込んでいます。

働き方はどう変わりましたか?

働き方はどう変わりましたか?

4か月間で目覚ましい変化を実感しています。利用者、勤務地、役職、メールアドレスの有無に関係なく、組織全体が変わりました。Workplaceを使うと、スタッフは各自の勤務地内にとどまらず、もっと大きなものとつながることができるのです。

社員から見ると私の存在感と私への親近感が増したようです

社員から見ると私の存在感と私への親近感が増したようです

今までよりもずっとチームと連絡を取り合えるようになりました。社員から見ると、私の存在感と私への親近感が増したようです。私にとっては重要なことです。閉ざされたドアの向こうに座っているCEOにはなりたくないと思っていました。チームが頑張っている様子を私はいつも見守っていたのですが、今ではチームの面々が直接私にフィードバックをくれます。

Workplaceを配置することは企業の発展につながると、私たちは認識しています。今、社内は「相互のつながりの確保」と「情報共有」の段階にあり、グローバルチームはその作業に追われています。Workplaceを使って連携し、より良いコラボレーションに必要なものを共有しているのです。

次の一歩は、ボットを使ってより多くのプロセスを自動化し、さらにスマートに仕事をすることです。どうぞ見ていてください

次の一歩は、ボットを使ってより多くのプロセスを自動化し、さらにスマートに仕事をすることです。どうぞ見ていてください

私たちは導入以来ずっと、当社の働き方に合うようなWorkplaceの使い方を研究し、開発や改良を重ねています。いくつかのプロセスをWorkplaceに移行しました。

例えば、報告書の作成、出張時の宿泊予約、ニュースフィードによる重要かつ関連性の高い会社のニュースの共有などです。

ハウスキーピングチームではもう、仲間とつながるために個人の携帯電話を使用することはなく、IMや音声通話でもWorkplace Chatを使用しています

ハウスキーピングチームではもう、仲間とつながるために個人の携帯電話を使用することはなく、IMや音声通話でもWorkplace Chatを使用しています

チームがオープンフォーラムでカスタマーレビューやフィードバックを共有するようになりました。ハウスキーピングチームではもう、お互いと連絡するために個人の携帯電話を使用することはなく、Workplace Chatを使用できます。

次の一歩は、ボットを使ってより多くのプロセスを自動化し、さらにスマートに仕事をすることです。実現が楽しみです。どうぞ見ていてください。

Workplaceをさらに改善するならどの部分でしょう?

Workplaceをさらに改善するならどの部分でしょう?

レポート機能です。使用状況について、より詳細な情報を得られることを期待しています。何がうまくいっているのか、Workplaceがどの目的で最も頻繁に使われているのかを把握することで、今後の取り組みの指針にし、Workplaceを最大限に活用したいと考えています。

統合ディレクトリの今後の動向も大いに注目しています

多くの企業がそうであるように、私たちも仕事をこなすために、すでに他にいくつかソフトウェアを使用しています。動向を注視しつつ、ある特定の統合について、早急に実現するための調査を進めています。

Ennismoreの創設者兼CEO、Sharan Pasricha氏のご協力に感謝いたします。

Workplaceの活用で組織全体がつながる様子をご覧ください。

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