社内をより親密な環境にするWorkplaceの5つの働き
Workplaceは5周年を迎えました。この記念日を祝い、仕事の未来と、その未来を実現するための5つの方法を考えていきます。
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Workplaceをローンチした5年前、仕事を取り巻く世界は今とはだいぶ違っていました。
ナレッジワーカー同士の情報共有は、当たり外れが大きく、うまくいく時といかない時がありました(また、フロントラインワーカーやデスクを持たない社員との情報共有は大概成功しませんでした)。リーダーの立場にある人は、メールでは「reply-all」(全員に返信)で情報を発信することが多く、そのやり取りの中では個々の社員とつながり、連携を深めるのは難しいと感じていました。ITスタックには非常に多数のアプリケーションが搭載されてはいるものの、アプリケーション間の連携はあまり行われていません。また社員も、社内がサイロ化しているために自部署以外の人とは話がかみ合わないと感じていました。なかなか厳しい時代でした。
職場でのコミュニティの力
今後はほとんどの企業が「人材を大切にしている」と言う時代になります。それは、私たちが経験してきたことを考えれば、当然の流れです。しかし5年前の時点で、社員が愛用していたプラットフォーム上に、より確かなつながりを構築する権限を社員に与える決断ができる人は、WalmartのCIOであるClay Johnson氏以外にいたでしょうか?それも「必ずうまくいくから」という理由でです。
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Walmartを顧客に迎えたことを2017年に発表して以来、現在は100万人を超えるWalmartの従業員に対してWorkplaceを展開しています
当社は常に社員第一を信条としています。また、当社は社員の職場体験にも常に気を配っています。さらに言えば当社は、職場のコミュニティを構築するというミッションを遂行するよう常に心掛けています。というのも当社は、仕事中の「自分」こそ常に本当の「自分」であり、その逆もまた然りであるということをある程度理解していますが、そう理解する会社は当時ほかになく、おそらく今でも存在しないからです。
5年前は、このことはなかなか伝わらないものでした。
先見性のあるリーダーたちの信頼を獲得し、当社のミッションに同意してもらうことでようやく理解を広げられたのです。「Workplace効果」は、言葉で説明するのは難しいのですが、使い続けるうちに、あるときふと実感するものです。しかし、当社のお客様である会社で、社員に権限を与えて自社の職場をコミュニティに変えようとしている様子を目の当たりにしたことで、このことは米国にとどまらず世界中ですぐに理解されると確信しました。
現在、社員を第一に考えているのは、先見性のあるリーダーだけではありません。どの組織でも誰もがそう考えています。そのような皆様のお役に立てることは当社の誇りです。
Workplaceで業務を簡素化
オフィス勤務再開の周知からハイブリッドワークの導入まで、Workplaceは業務を簡素化します。
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1) 会社の規模を問わずつながりをサポート
当社は職場の全員にコミュニティの力を届けています。規模を問わずすべての企業の、あらゆる立場の従業員に対してです。2016年以降、Walmart、Vodafone、Banco Galicia、Vision India Foundationなど、世界有数の革新的な組織がWorkplace効果を体験しています。昨年はBT、C&A、English National Opera、Petco、Sephora、Virgin Australiaなどのほか、数え切れないほどの現地企業が、そうした企業の仲間入りをしました。
今ではあらゆる形態や規模の企業の700万人以上の社内有料ユーザーを当社がつないでおり、社員同士が連絡を取りやすく、また連携して働きやすくなりました。人と人とがつながるという圧倒的な力は、多くの組織でこのパンデミックを切り抜ける原動力となりました。またWorkplaceをこれから初めて導入するという企業にとっては、その必要性について説得力のある材料となります。
2) つながりと一体感のある会社を実現
数百単位のアプリケーションがそれぞれ単独で動作すればよかった時代はもはや終わろうとしています。それもそのはずで、社員は1つのプラットフォームに縛られることなく、自社にとって最適なツールを選択できるようになることを望んでいるのです。
そこで当社ではこの5年間をかけて、社員同士をつなぐWorkplaceに、社員が日常的に愛用しすでに精通しているツールを統合するように、システムを構築してきました。
Office 365、Google Workspace、ServiceNowなどの主要なビジネスツールとの統合を利用する場合でも、独自のカスタムバージョンを構築する場合でも、お客様が現在頼りにしているツールは、どんなものでも統合できるようになりました。これで誰にとっても、これまで以上に優れてスマートな従業員体験を実現できます。
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パートナー企業の一部をご紹介
新しい未来のために新しい機能を搭載
それは単なる統合にとどまるものではありません。2016年以降、ライブ動画や情報ライブラリが改良されるなど、なじみやすく使いやすいツールは、これまでに200本以上ローンチしています。組織のトップと現場、またナレッジワーカーとフロントラインワーカーなど、立場の違う社員同士をつなぐ設計になっています。
今年はリーダー側には十分なつながりを、被雇用者側にはエンゲージメントを、そして社員にはより信頼できる有意義な方法で自己表現できるように支援する機能をリリースしたところです。
3) 仕事を取り巻く世界の変化に対応したサポート
仕事を取り巻く世界は今や一変しました。そこで当社は、組織が時代の最先端を行くのを後押しする方法を模索しました。その理由は、勤務場所にかかわらず社員同士がつながることができると、ビジネスはより大きく成長するからです。
これには以下の3つの重要なポイントがあると、当社は考えています。
フロントラインワーカーをつなぐ
まずフロントライン、つまり現場で働く人たちの間に生じているギャップを埋めることです。このギャップはかなり大きく、フロントラインマネージャの61%が、本社とのコミュニケーションが分断されていると回答しています。そこで当社は「Shift Cover」(シフト交代)のようなツールを構築して、フロントラインワーカーがシフトを交代するための機能を何より優先して搭載し、さらにはこのツールで情報を探したりメッセージを送信できるようにして、よりスマートに作業を進められるようにしました。
これにより、Honest Burgersのような企業に対しては、レストランに勤務する現場のスタッフ全員を、単に便利で興味がわくような方法ではなく、「そこで働く人たちにとって本当に楽しい体験」となるような方法でつなぐというサポートを当社では提供しています。
リモートワーカーをサポート
リモートワークは2020年以前に急速に広まったトレンドでしたが、今ではビジネスの最重要事項となっています。だからこそ当社は、ライブ動画、チャットでの会話、スマートデバイスのPortalを介して、どれだけ離れていてもつながりを保つ方法を提案しています。こうしてDelivery Heroなどの企業では、ほぼ一晩でリモートワークに移行しなければならないという事態に直面しても、Workplaceを活用することでつながりを維持し、新しいポリシーや手順に関する重要な最新情報の共有も実現できました。
ハイブリッドチームを編成
将来は勤務形態がますます分散され、ハイブリッド化がさらに進むでしょう。この点を踏まえ、働く人がどこにいても(そしてどのようなデバイスを使用していても)その働きが平等に評価されるように、競争条件を整えたいと当社は考えています。
農業系企業のOlamでは、グローバルな労働力を結集するためのアプローチとして、ハイブリッドワーク戦略へと舵を切ったため、Workplaceは「コロナ後」も不可欠になると捉えています。
4) 適切な情報を適切な人物に伝えるためのサポート
ここまでに取り上げた話題は、まずリーチの保証、情報を組織のすみずみまで行き渡らせること、そしてリーダーシップコミュニケーションの全般的なレベルアップでした。だからこそ当社では2016年以来、全社規模のグループ、情報ライブラリ、「重要」に指定する機能などを構築し、正しい情報がそれを最も必要とする人に確実に届く仕組みを整えています。
たとえばCode Ninjasでは、社員がグループ内の下書きの代理作成などのWorkplace機能を利用して、迅速に重要なお知らせや最新情報をシェアしています。これによりすべてのフランチャイズオーナーにも最新の情報をすぐに届けられるからです。
5) 全社員への通達を全社規模の対話に転換
全社規模のメールに誰かが全員に返信を選択してその会話が実際に実りあるものだった、という記憶はありますか?
なくて当然です。
そこで全社規模の対話について、トップダウンではなく、双方向にするための機能を構築しています。現在は、ライブ動画を用いたQ&Aを行う、投稿を複数の言語に自動翻訳する、コメント欄で即時性と透明性のあるフィードバックを集めるといったことが可能になっています。その結果、現場からのフィードバックが改善され、National Australia Bankは「顧客に確実に対応することでより迅速な意思決定」を実現しました。
これからの5年について
ここまではなかなか大変な道のりでした。この道のりを共にたどっていただいたすべてのお客様、パートナー、そしてWorkplaceチームに感謝します。乾杯!
しかし、プロセッコのボトルを空け、お祝いのバルーンを片付けた後も、働く皆さんにコミュニティの力を届けるというミッションはこれからも続けていきますのでご安心ください。社員同士、そしてチーム間をつなぐ、より優れたスマートな方法を探求する道のりは、これからも続きます。そして、少しでもより人間らしい働き方ができるように、日々努力していきます。