NetskopeのCEOを務めるSanjay Beri氏が語る、最高のCIOがブロッカーではなくブローカーである理由

NetskopeのCEOであるSanjay Beri氏が、テクノロジー、セキュリティ、リーダーシップについて語ります。また、CIOがよく口にする言葉が、「ノー」ではなく、「イエスバット(yes – but)」である理由を説明します。

リーダーシップ | 所要時間: 4分
sanjay beri - Workplace from Meta

Sanjay Beri氏が、クラウド、ネットワーク、セキュリティ業界のリーダーとして、20年以上の経験をもとに、CIOの役割の変化について話してくれました。つまり、Sanjay氏が「古い世界と新しい世界の違いは大きい」と指摘するのであれば、それは真剣に受け止める価値があるといえます。

Workplaceで業務を簡素化

オフィス勤務再開の周知からハイブリッドワークの導入まで、Workplaceは業務を簡素化します。

「かつてCIOは、人々が使用するアプリケーションを決定し、人々に強制していました。なぜなら、アプリケーションをインストールするには、データセンターに文字通りスペースが必要だったからです」と、Sanjay氏は振り返ります。

「今日、人々が使うアプリをIT部門が決めるというのは、もはや現実的ではありません。人事部門、マーケティング部門、エンジニアリング部門、営業部門がそれぞれ選んでいます。CIOの目標は、彼らがその選択をするときに協力し、ガバナンスの枠組みを設けてもらうことです。双方がWin-Winになるように仲介するのです」

そこで重要になるのがNetskopeです。Netskopeは、人々が最高のアプリケーションを使えるようにすることに重点を置くセキュリティ企業です。その結果、Sanjay氏はこの変化がリアルタイムで起こっている多くの現場に立ち会うことになったのです。

「当社のお客様で、クラウドの利用をすべて遮断していた企業がありました」と同氏は振り返ります。「彼らは社内でこう言っていました。『このアプリケーションしか使わない。この1つだけだ』ってね」社員は憤りました。「何を言っているんだ?私たちが求める文化、働きたい会社は、世間で広く使われている素晴らしいアプリケーションを使わせてくれる会社だ」と。

「結局のところ双方は、ある合意に達しました。CTOは2万人の社員の前に立ち、こう言ったのです。『わかりました。今後このような論争が起きないように、好きなアプリケーションを使えるようにします。ただし、使用前に検証させてください。機密データが公にさらされることがないようにするためです。その点は監視する必要があります』

社員も次のように返答しました。『わかりました。機密データを守りたい、会社を危険にさらしたくないという気持ちはよくわかります。私たちも嫌です』。彼らは、可視性を確保しながら、信頼が確認された文化という中間点を見つけたのです」

Sanjay氏にとって、この話の教訓は明確です。「現在、ほとんどのCIOは、自分たちの仕事は『ノー』と言うことではないと気づいています。『はい、でもこれが条件です』と言うためにいるのです。これは大きな変化です」

“現在、ほとんどのCIOは、自分たちの仕事は『ノー』と言うことではないと気づいていますいます。『はい、でもこれが条件です』と言うためにいるのです。これは大きな変化です。”

もちろん、そんな単純な話ではありません。「はい、でも」と言うことには、それなりの課題もあります。大企業で使用される商用アプリの数は爆発的に増加しています。アプリが増えるということは、データ量、ダッシュボード、監視すべき脅威の数が増えるということです。ところが、ITチームは成長するどころか縮小する傾向にあります。

Sanjay氏によれば、だからこそ、簡素化と自動化がすべてのCIOにとって最優先の課題になっているのだといいます。

「自社のビジネスが600ものアプリケーションを使用していることに気づき、ショックを受けるCIOがどれだけいるかわかりません。そのアプリのうちCIOが名称を挙げられるものは20個もありません」と同氏は指摘します。

「彼らは簡素化を求めています。統合を望んでいるのです。彼らは、アプリケーション同士が互いに対話するためのハブを求めているのです。今や可視化だけでなく自動化も求めています。問題の発生を検知するだけでなく、その問題を自動的に取り除いたり、改善したりできる必要があるのです」

だからこそ、NetskopeとWorkplaceのパートナーシップは非常に有効です。Sanjay氏と彼のチームはWorkplaceについて、大企業の社員が使いたいと熱望するアプリであることを知っていました。それを実感する次のような出来事に遭遇したからです。

「とある世界最大級の保険会社のCIO、CTO、CROと同席していたときの話です。誰かが言いました。『実は当社で、Workplaceを導入したんですよ』この言葉に、自分は聞いていないという反応をCIOは示します。『CEOの命令です。利用者からもすでに好評を得ています』と彼らは話してくれました」

Sanjay氏はそこで、CIOに「はい」と言わせつつ、セキュリティ上の課題についても解消できる、またとないチャンスが来たと直感しました。「Workplaceは、コラボレーションツールとして受け入れられています。一方Netskopeは、セキュリティツールとして認められています。両者を組み合わせることができれば、とても強力なものになります。このたびの統合により、それが可能になったのです。

“Workplaceは、コラボレーションツールとして受け入れられています。一方Netskopeは、セキュリティツールとして認められています。両者を組み合わせることができれば、とても強力なものになります。”

「Workplaceがアプリケーションで公開することができたAPIは、セキュリティシステムに統合された機密性の高いデータを検知してそれを修復することと、チャットや投稿などを調べ、コンテンツの不当な社外漏えいがないことを確認するためのものでしたが、実際はこうした処理を当社の製品が担う形で実現しました。次の段階としてNetskopeは、こうした処理を自動化するためのAPIに取り組みました」

その結果、CIOとエンドユーザーにとってWin-Winの関係を築くことができたと、Sanjay氏は語ります。人事部長、マーケティング部長、CIOが『必要なものは揃っている』と自信を持って言い切れるような共同ソリューションが実現できるのです」

「機密性の高いデータは守られる。コラボレーションもできる。BYOD(個人所有のデバイスを業務に利用)アプローチも採用可能。そして安全も確保される」

これこそ「統合が優れた成果を生む」という発想の真髄です。「業界全体が統合の必要性を認めているのです。すべてのツールを連携させなければなりません。エンドユーザーと管理者が全体像を把握できるようにするためです」

「統合が優れた成果を生むと信じているのは私だけではありません。エンドユーザーもそうです。CIOもそうです。人事部門の長もそうです。皆が信じているのです」

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