評価
Workplaceを利用して、人事部門が評価と思いやりの文化を築く方法をご紹介します。
多くの社員にとって、評価の言葉は報酬以上に、職場で自分が尊重されているという感覚を得られるものです。
評価が重要な理由
- 仕事は単なる労働ではありません。2017年にGallupが実施したアンケートによると、全世界の労働人口の85%が今の仕事に愛着を感じていませんでした。
- Deloitteの調査では、ミレニアル世代の43%が2年以内に今の仕事を辞めるつもりだと回答しました。
- 仕事へのモチベーションの低さが感情面で明らかに悪影響をもたらしている一方、仕事に満足している社員は生産性が12%高くなっています。
- 米国の企業が報酬プログラムにかける費用は年間$1,000億を超えています。しかし、社員はその恩恵を受けていないばかりか、率直に言えば関心を示していません。この傾向は、特に若年層の社員で顕著です。
- 米国の若年層の60%は、金銭的な報酬よりも職場生活の質に価値を置いていると回答しています。
Walmartの伝説的な創業者であるSam Walton氏は、こうした状況を次のようにうまく表現しています。「適切な言葉で表現され、適切なタイミングで発せられた真摯な称賛の言葉に代わるものはありません。コストがまったくかからないにもかかわらず、非常に大きな実りをもたらします」
社員たちもこの考えに同意しています。全世界を対象とした調査によれば、離職者の79%が「感謝の気持ちの足りなさ」が仕事を辞める引き金になったと答えています。
適切な評価は、企業文化の最大の推進力になる可能性があります。また、良好な人間関係、幸福感、優れた価値など、企業が社員にもたらしたいと考えているすべての要素に影響します。
バッジを使って社員を一括で評価するバッジを使って社員を一括で評価する
バッジは、社員の役割やアチーブメントをプロフィールページで直接評価できる拡張性の高い方法です。Workplaceには、自動で授与できるバッジや管理者が授与するバッジなど、さまざまなバッジが用意されています。また、管理者はカスタムバッジを作成して、会社に固有のアチーブメントを達成した社員を評価したり、他にはない企業価値を強化したりできます。
システム管理者、コンテンツモデレーター、アカウントマネージャ、および「バッジを管理」する権限を含むカスタムロールを与えられたその他の管理者は、管理者用パネルからバッジを管理できます。バッジは個別に授与することも、スプレッドシートを使用して一括で授与することもできます。また、管理者は特定のバッジのオンとオフをいつでも切り替えることができます。バッジの作成と授与の方法については、ヘルプセンターをご覧ください。
「ありがとう」を伝える機能で社員同士の評価を促進する
評価は、マネージャから部下に対して一方通行で行うものではありません。社員が他の同僚の仕事ぶりやサポートを評価することもできます。社員がこのような形で同僚にポジティブな評価を与えれば、マネージャは見落としていた可能性のある優れたパフォーマンスをより明確に認識できるようになるため、企業文化が発展し、それにあわせて社員のエンゲージメントも高まります。
社員が同僚に「ありがとう」を伝えるには、相手のプロフィールに移動し、[感謝のメッセージを投稿しよう]ボタンをクリックします。次に、感謝のメッセージを入力し、同僚のマネージャに通知を送信するかどうかを選択します。投稿した感謝のメッセージは、その同僚のタイムラインに表示されます。
ボットで評価を自動化するボットで評価を自動化する
Recognizeのようなボット連携を利用すると、パフォーマンスの高い社員をシンプルなツールで認定できるようになるため、迅速かつスムーズに評価を公表できます。
グループを通じて評価するグループを通じて評価する
- 「評価」という公開グループを作成し、社員全員を自動的に追加するよう設定します。
- 企業の価値やミッションを実践しているとして同僚やマネージャ、リーダーを推薦する際の基準を掲載します。
- チームが日常的にもたらしている影響に関する記事をマネージャに投稿してもらったり、優れた業績を達成した同僚を称賛する投稿を他の社員に促したりします。
- 「今週の優秀社員」や「今月の最優秀チームメンバー」として推薦する同僚を募ります。推薦された社員をグループで紹介したり、定期的にライブ配信を行って社員を称えたりしましょう。
メリット
- 社員の満足度と職場への定着率が高まります。
- ポジティブな企業文化を築くことができます。
- 報酬プログラムにかかる費用を削減できます。
- マネージャと部下の関係を改善し、信頼の文化を生み出すことができます。
成功事例
Memorial Healthが評価プログラムの推進にWorkplaceを活用し、強固な企業文化を築いた方法をご紹介します。