従業員体験に関するアンケート

Workplaceでアンケートを実施することで、社員の声を聞く姿勢を示すとともに、従業員体験や企業文化の改善に向けた手がかりを得ることができます。


動向アンケートを通じて組織全体における社員のセンチメントを測定すれば、従業員体験でサポートや投資が必要な領域を特定し、対策を講じることができます。従業員体験に戦略的な投資を行うことで、社員のエンゲージメントが高まり、それに連れて企業文化も発展します。
それだけではありません。社員が満足していると、生産性が12%向上します。意欲的なスタッフは、イノベーションの原動力となり、生産性を高めます。それに応じて業績が向上し、雇用費が低下します。
アンケートは、組織で働くすべての人の意見や懸念について知ることができる、強力な手段です。しかし、たいていのアンケートツールは設定が複雑なうえ、日常業務では使用しない別アプリの立ち上げが必要になります。Workplaceのアンケートなら、10の質問からなる簡単なアンケートを、Workplaceチャット経由で組織内の誰にでも直接配信できます。
Workplaceでの動向アンケートは、次のような場合に役立ちます。
  • 組織のリーダーが、全チームのセンチメントを測定する。
  • 部署のリーダーが、プログラムや目標設定、チームワーク、リーダーシップの効果を測定する。
  • フロントラインマネージャが、どうすれば社員の意欲を高め、成功に導くことができるかを調べる。
1. アンケートを設定して管理する
1. アンケートを設定して管理する
  • システム管理者、コンテンツモデレーター、および「アンケートの管理」許可を与えられたカスタムの管理者的役割を持つユーザーは、Workplace管理者用パネルから[アンケート]に移動してアンケートを作成できます。
  • 招待メッセージをカスタマイズして、社員のフィードバックが高く評価されることを強調し、回答率を高めましょう。アンケート結果が機密情報として扱われることを知らせるのも有効な方法です。
  • アンケートには、質問を10個まで含めることができます。ベストプラクティスは、動向アンケートを短くまとめて参加率を上げることです。
  • アンケートは任意のユーザーセット、または.csvファイルで作成してアップロードしたカスタムリストに含まれる受信者に配布できます。
2. 調査の側面とアンケートの質問を考える
2. 調査の側面とアンケートの質問を考える
  • 社員のセンチメントとエンゲージメントを測定するには、5つの側面から調査するのが有効です。
    • 社員の満足度
    • 組織にとどまる意志
    • 帰属意識
    • 仕事を評価されているという手ごたえ
    • 職場における充足感
  • 各側面に焦点を当てた質問を1つずつ、計10個の簡単な質問を作成します。質問内容を見解の文として表現し、「まったくそう思わない」から「強くそう思う」までのスケールを使って回答してもらうことをおすすめします。社員の満足度アンケートに使用する質問としては、次のような例が挙げられます。
    • [会社名]での仕事に満足している
    • 1年後も[会社名]に勤めていると思う
    • 自分の仕事は充実している
    • キャリアの発展に必要なスキルや経験を積めている
    • [会社名]で評価されている実感がある
3. アンケート期間を設定する
3. アンケート期間を設定する
  • アンケートの期間を選択します。これにより、参加者がアンケートに回答できる期間が設定されます。
  • アンケートを定期的に繰り返す場合は、アンケート作成フローの[期間]セクションで[ランダムなサンプルで繰り返す]をクリックします。定期的なアンケートの実施期間を選択し、その頻度と回答期間を設定します。設定内容に応じた、平均サンプルサイズ、頻度、実施回数、合計受信者数を示すサマリーが表示されます。(注: アンケートを送信するには、平均サンプルサイズが4人以上である必要があります。[完了]ボタンが無効になっている場合は、設定内容を調整してみてください。)
4. 結果を評価する
4. 結果を評価する
  • アンケート結果は、4人以上が回答した場合にのみ匿名で表示されます。
  • アンケート管理者は、管理者用パネルからアンケート結果にアクセスするか、未加工データをダウンロードします。結果を検討し、スタッフの間でスコアの高かったカテゴリ、低かったカテゴリを特定します。
  • 改善の必要がある側面について、アクションプランを作成します。ポジティブに評価された側面については素直に喜びましょう。
  • 企業文化として透明性を高く保つには、アンケート結果とアクションプランを共有することが大切です。それにより、回答が確かに受け止められたことを社員に認識してもらえます。
メリット
メリット
  • Workplaceチャット経由で社員に簡単に回答してもらえるアンケートを作成できます。
  • 管理者用パネルからグラフ化された結果にアクセスし、インサイトをチームとすばやく共有できます。
  • 社員の満足度について調べ、離職を防ぐことができます。
  • 社員の声を組織に活かすことができます。