経営幹部向けライブ動画イベントガイド

Workplaceでライブ動画イベントを準備する際に参考になるアドバイスやベストプラクティスをご紹介します。


経営陣にはスピーチが得意な人が多いものですが、オンラインイベントの場合は、どんなに話術に長けていても、しっかり準備をしておくことが役立ちます。オーディエンスと同じ場所にいない場合には特に、オーディエンスを盛り上げ、彼らとつながり、刺激を与えるために練習することが必要になります。
ここでは、より自信を持って準備ができるようにするためのアドバイスをご紹介します。
デバイスを選択する
デバイスを選択する
メッセージをすばやく伝えたり全社向けに告知をしたりするには、スマートフォンからのライブ配信が簡単です。高度なライブ動画機能を利用したオンラインイベントを開催する場合は、コンピューターからライブ配信を始めることをお勧めします。
また、プロフェッショナル向けの撮影機材を使ってライブ配信を行うこともできます。その場合は、事前にITチームに通知しておいて、彼らが準備を進められるようにしましょう。プロフェッショナル向けのAV機器を使用してライブ動画を設定する方法については、技術リソースをご覧ください。
明確なアジェンダを用意する
明確なアジェンダを用意する
社内イベントは、ビジネスに関する重要なニュースや進捗状況を社員に伝える絶好の機会です。しかし、さらに重要なことがあります。それは、社内イベントが、社員の話を聞いて組織の実情を把握し、全員が一丸となっているというメッセージを伝える機会でもあるということです。
イベントではさまざまな発表をしたくなるかもしれませんが、社員が聞きたいと思っているトピックを優先する必要があります。イベントの2週間前に全社的なグループにアンケートを投稿し、ライブ配信で取り上げてほしいトピックの提案や投票を社員に促しましょう。ここで提案されたトピックに基づいて、社員が参加したくなるアジェンダを作成してください。
コミュニケーションチームの協力を得て、イベントの開始から終了までの詳細なアジェンダを準備しましょう。そうすれば、どのトピックをいつ取り上げるのかを全員が把握できるようになるため、イベントを時間通りに進行できるようになります。
良い話と悪い話の両方を取り上げる
良い話と悪い話の両方を取り上げる
深刻な問題がある場合は、もちろんその問題を社員に知らせる必要がありますが、成功を分かち合ったり祝福したりするための時間を取ることも忘れないでください。イベントの数週間前から、アンケートを使用して、功績を称えるべき社員を推薦してもらいましょう。その社員の功績を広く周知し、彼らが優れた成果を上げたことをすべての社員に知ってもらえるようにします。
簡潔に伝える
簡潔に伝える
イベントでプレゼンテーションを1つだけ行う場合も、いくつも行う場合も、セッションの長さは1回30~60分にしてください。これ以上時間を延ばすと、オーディエンスの注意力が続かなくなり、重要な話が忘れられてしまう危険があります。また、オーディエンスとやり取りしたり質疑応答をしたりする時間も確保しましょう。
ストーリーを伝える
ストーリーを伝える
1回のライブセッションにさまざまなトピックを詰め込みたくなるかもしれませんが、少なくした方が効果は高まります。従業員が関心を持っているトピックを2~3件選び出し、要点のみを取り上げましょう。財務に関するトピックの場合は、複雑なチャートを見せるのではなく、会社として取り組むべき問題を見つけ出すことに注力します。
最も重要なことは、ストーリーを伝えることです。戦略的イニシアチブの説明であっても統計データの発表であっても、社員の取り組みや目標達成に向けた活動などを伝える逸話を紹介しましょう。さまざまな事例、ケーススタディ、動画を利用したり社員の協力を得たりしながらストーリーを伝えることを検討してください。
成功に向けた準備をする
成功に向けた準備をする
ここでは、準備を開始してイベントをスムーズに進行できるようにするためのベストプラクティスをご紹介します。
  • 自分の正面に窓が来るようにすると、窓が自然の照明となって、自分の姿が動画にはっきりと映るようになります。
  • 音声は照明と同じくらい重要です。デバイスに付属のマイクか有線マイクを必ず使うようにしてください。
  • 自分の頭から肩までが映るようにフレームを調整します。
  • ネットワーク接続の強度が十分であることを確認します。
  • ライブ配信中にデバイスがクラッシュしたりアップデートが強制的に行われたりするのを防ぐため、ライブ配信の30分ほど前にデバイスを再起動してください。
  • 通知ミュート機能を使ってWorkplaceのすべての通知とアラートを無効にし、ライブ配信中に通知やアラートで邪魔されることのないようにします。
通しのリハーサルを行う
通しのリハーサルを行う
イベントの全体練習を行うことで、タイミングを検討したり、テクノロジー関連の問題を解決したり、これまで発生していない潜在的な問題を特定したりできます。また、カメラの練習をしておけば、イベント当日にリラックスして臨めるようになります。
小規模な秘密のグループでライブ配信を行い、配信中に複数の人にコメントや質問をしてもらうと、本番で起こることを予想できるようになります。また、ライブ配信に必要な帯域幅が確保できていることを確認するのにも、リハーサルはいい機会です。自分の映像が問題なく配信されているか、視聴者に確認しましょう。
オーディエンスとやり取りする
オーディエンスと交流する
イベントを成功させるには、オーディエンスとのやり取りが欠かせません。プレゼンテーション中にオーディエンスのコメントに対応できないときに備えて、対応担当者を確保しておきましょう。また、Q&A投稿で送信された質問をチェックしたり、アンケート機能を使って視聴者とやり取りしたりすることも、ライブ動画作成者の責任です。
オーディエンスからの質問に基づいてセッションを進行し、社員にコメントで反応するよう促しましょう。社員からの質問やコメントに答える際は、その視聴者の名前を読み上げて、個人的に語りかけるようにしてください。
自分の言葉で語る
自分の言葉で語る
重要なポイントをカバーしながら時間通りに進行するには、大筋の内容を決めておく必要がありますが、台本を読んでいるように思わせないことも重要です。90分の独演会にならないようにしましょう。十分な準備をして重要なポイントをカバーしながら、自分の言葉で自然に語りかけるのが理想です。
ライブ動画のメリットは、リアルタイムで自分の経験をシェアし、オーディエンスとより人間的なつながりを築けることです。できれば、さらに一歩踏み出して、自分の弱さをさらけ出してみましょう。ストーリーを伝え、オーディエンスに自分のよりパーソナルな一面を見せるようにしてください。