環境保全に携わる人々のグローバルコミュニティをつないで支援する

世界自然保護基金(WWF)は、世界を代表する非営利団体の1つです。約60年にわたり、野生生物や絶滅危惧種の保護を通じて地球の未来を守る活動を続けています。

Workplaceの利点

ザンビアからカンボジア、オーストリア、アゼルバイジャンまで、WWFは100か国以上で6,800人以上の職員が活動を展開しています。各国のオフィスではその地域の問題やキャンペーンに取り組み、WWFインターナショナルが世界規模での調整とサポートを担っています。WWFの活動範囲は、野生生物、森林、海洋、淡水、気候、エネルギー、食糧、金融、マーケット、ガバナンスの9つの分野に分けられます。

Workplaceを導入するまで、各国のオフィスは互いに連携していなかったため、世界各地でのそれぞれの活動について把握できる範囲は限られていました。Workplaceの優れたコラボレーションツールによって、すべてのオフィスとチームの考えを統一できるようになり、これまでにない共同作業が実現しました。Workplaceが、環境保全に大きな影響をもたらす手段を持つグローバルコミュニティのつながりを強化したのです。

非営利
6,800人
グローバル

「Workplaceによって、気軽にシェアできる環境で情報を交換し、アイデアを得て、互いに関与するコミュニティを作り上げることができました。今では最新情報やアイデアをすぐに簡単に共有できるのです。優れたコンテンツがよりオープンソース化され、他の地域で適宜調整を加えて使用されるようになりました。さらに、仕事以外にも活用しています。Workplaceの利用はほとんどが仕事関連ですが、共通の趣味や関心が見つかることもあり、同僚を身近に感じるきっかけになります。少しだけ、仕事に人間味が加わるのです」

Paolo Mangahas
WWF、Network Communications Officer

成果

200%
2017年の年次会議でWorkplaceをパイロット運用した後の、2018年の年次会議におけるエンゲージメントの増加率
400
会社間グループで「アースアワー」開催に協力したWWFと外部のチームメンバーの数
100%
WWFの組織全体で、ライブ動画で年次会議に参加できる組織の割合

環境保全への取り組みに向けてグローバルコミュニティを動かす

熱心な環境保全活動家や環境問題の専門家が多く従事するWWFでは、組織内のコミュニティで専門知識を持つ人を見つけるうえでWorkplaceが役立ちました。各国のオフィスでは最新情報を定期的に共有しており、他国のオフィスはそこから情報を得たり自国の情報を提供したりできます。これは、Workplaceの導入前には困難だったことです。これにより、WWFでは連携を強化して簡単に情報を共有できるようになり、作業の重複を防ぐことが可能になりました。改革も進み、グローバルコミュニティのつながりが強まりました。

現在はグループやニュースフィードで作業をオープンに共有することで、個々人の力を結集して#TogetherPossibleの理念を実現しています。成功を目指してオープンな環境で共同作業し、互いの意見に耳を傾け、ひるまずに改革する場を、Workplaceによって作り上げたのです。

ライブ動画を利用して年次会議でのエンゲージメントを促進

従来WWFの年次会議には、上級管理職と幹部役員のみが出席していました。Workplaceを導入した今年は、ライブストリーミングを通じてすべてのスタッフに配信することにより、組織の誰もが参加できるようになりました。これにより、会議でのエンゲージメントは大きく増加し、ライブセッションでのコメントを通じてスタッフから価値あるインサイトや提案を集めることができました。

Workplaceのモバイルアプリもイベント時には重要なツールとなっています。参加者は写真や動画をシェアして、各国に広がるコミュニティに情報を共有します。チームのリーダーはセルフィー動画をシェアして、イベントのまとめをすぐに送ることができます。

会社間グループによる連携強化と「アースアワー」の推進

WWFは、違法な野生生物の取引など、細心の注意が求められる問題に対して迅速に行動しなければならないなかで、メールで関係者とすばやく連携することに限界を感じ始めていました。WWFと外部関係者との連携方法は、Workplaceの会社間グループ(MCG)によってまったく新しいものになりました。スタッフはファイルや最新情報をすぐに共有できるため、これまでよりはるかに早くフィードバックに回答したり、プロジェクトを進めたりすることができるようになりました。

WWFにおける最も重要な会社間グループの1つが、「アースアワー」を支えるグループです。2007年から主催している「アースアワー」は、WWFとして最も効果を上げている同組織最大規模の世界的な運動で、気候変動のみならず、最近ではさらに広い環境問題の認知向上に貢献しています。WWFとWWF以外の協力団体から400人ものメンバーが参加するこの会社間グループは、現在ではイベントの計画や開催のための公式な内部コミュニケーションチャネルとなっています。会社間グループは主に、重要な最新情報、アセット、クリエイティブ素材をリアルタイムで広めるために利用されています。さらに、世界中の188もの国と地域で「アースアワー」が開催されている様子を紹介する場でもあり、職員はこれにより、自分たちが世界規模で計り知れない影響を与えていることを知ることができています。


主な機能

ライブ動画

対面に近い感覚でチームとコミュニケーションを取ることができます。

グループ

導入済みの業務ツールとリンクできます。

Workplaceチャット

インスタントメッセージとビデオ通話で意思決定を迅速に行うことができます。

自動翻訳

ボタンひとつで91言語を翻訳して共同作業を実現できます。

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Workplaceを使って会議の質を高め、職員を支援しているWWFの事例について、さらに詳しくご紹介します。