64,000人の社員をつないで社内コミュニティを強化
科学を駆使して医薬品ビジネスをグローバルで展開しているAstraZenecaは、画期的な医薬品を世界中の数百万人の患者に届けています。
Workplaceの利点
AstraZenecaチームは組織の構造をよりフラットにし、組織の機動性を高めるためのツールを探していました。そこで同社は2017年にWorkplaceの試験運用を開始しました。
CEOがこのプラットフォームを使い始めた1週間後には、経営陣全員がWorkplaceを利用するようになりました。同社で働く世界各地の上級管理者200人がオンボーディングを完了させ、このプラットフォームを活用してつながり、コラボレーションを展開するのに要した期間はわずか1か月足らずでした。
使い慣れた機能、導入の容易さ、規制の厳しいこの業界における安全基準とコンプラインスの遵守、組織全体を団結させる力。 こうしたメリットをすべて備えたWorkplaceに満足したAstraZenecaは、パイロット運用開始からわずか数か月で、全社的に導入することに決定し、64,000人の社員全員への提供を開始しました。
AstraZenecaの社員がどのようにWorkplaceを活用して企業全体をつなげ、仕事のあり方に変革をもたらしているかをご紹介します。
製薬会社
64,000人
グローバル
「Workplaceによって社内に素晴らしいつながりが生まれました。社員は日頃からライブ配信を活用し、経営陣は社員と非常に積極的にコミュニケーションを取っています。その結果、社員主導による取り組みがあちこちで実施されるようになりました」
成果
ライブ動画を使って企業戦略を伝達
経営幹部クラスを全社とつなぐ力にAstraZenecaはWorkplaceの真の価値を見出しています。その最適な例として挙げられるのがライブ動画です。同社はこの機能を活用して、チームとリアルタイムでやり取りして交流したり、国際本部や地域本部とつながったり、会社としての共同体の意識を強めたりしています。
過去3か月でAstraZenecaの社員が投稿したライブ動画ストリーミングの件数は600件以上にもなります。今では、CEOによる四半期別の業績結果の発表、全社会議の一斉配信、上級管理者がコーヒー片手に週1回配信する朝礼など、さまざまな目的でライブ動画が活用されています。
ライブ動画は、あらゆる職務レベルの64,000人を超える社員全員だけでなく、企業の全部署を横断的かつ縦断的につないています。
企業データを保護し、シャドウITをなくす
AstraZenecaはセキュリティとプライバシーを非常に重視しています。これはWorkplaceの特徴と合致します。つまり、セキュリティへの取り組みを最優先事項とするWorkplaceならば、新しいソフトウェアを導入する際にAstraZenecaが課している厳格なセキュリティおよびコンプライアンス要件にも対応できます。
また、同社はWorkplaceによってシャドウITの利用を削減することに成功しています。社員はWorkplaceチャットやグループといった、使い慣れた効果的なツールを利用できるため、サードパーティのツールへの依存度が低くなります。そのため、透明性が確保されない管理外のスレッドの数はかつてないほど少なくなっています。
情報を適切な社員にタイムリーに届ける
AstraZenecaは、Workplaceグループを利用して適切な情報と適切な社員をつなぎ、彼らがそこで学んだ重要事項を周りの同僚と共有できるようにしています。
検索機能は全社を対象としているため、必要な情報にすばやくアクセスできます。たとえば、社員は会議の前に重要な情報を検索してチェックしたり、スレッド、記事、最近のワークフローを参考にして業務活動の俯瞰図を作成したりしています。
これは大きな成果をもたらしています。同社のイントラネットにWorkplaceを導入したことにより、社員がそこから消費するコンテンツの量が35%増加しました。また、Boxなど、社員が毎日利用する他のツールとWorkplaceを連携させて、チームがアクセス許可やコントロールを必要に応じて容易に管理できる環境を整えています。
グローバルなコラボレーションを促す
特筆すべきもうひとつの大きな成功に、AstraZenecaで結成された、LGBQT従業員リソースグループがあります。このイニシアチブは英国で始まりましたが、利用者が作成するコンテンツの質の高さと、グループのオープンな雰囲気が、世界中でたちまち大きな話題となりました。
現在、Workplaceでは地域的に結成された多くのLGBQT従業員リソースグループ(ERG)が積極的に活動しています。 また、世界的に展開しているLGBQT ERGグループも存在します。
これらのグループへの関心の高まりとともに、世界各地で開催される「プライド」イベント、体験談、動画ブログなどを素材としてグループ利用者が制作する動画やその他のコンテンツが増えていきました。AstraZenecaの社内コミュニケーションチームはこの機会にいち早く注目しました。AstraZenecaは、外部チャネル上で配信されているこうしたコンテンツをシェアし、Workplaceを利用した世界規模のコラボレーションを通じて完全にオーガニックなキャンペーンを無料でクラウドソーシングしました。
グループを活用して会社の知識を拡大
2025年を見据えたAstraZenecaの戦略では仕事のあり方において柔軟性と機敏性に大きな重点を置いています。
同社のチームは、高い透明性とオープンな環境をデフォルトで備えたWorkplaceを利用して、社員全員からアイデア、意見、感想をクラウドソーシングすることに成功しています。
これにより、社員全員に会社のビジョンを根付かせ、ビジネス戦略に関する決定への社員の関与を促しています。