職場カルチャーとはどのようなもので、どのようにすれば組織にポジティブな影響を与えられるのか

パンデミックを受けて、組織はこれまでの仕事の進め方を根本的に変えることを迫られています。そうした中、ポジティブな職場カルチャーの構築は、世界中の企業にとって喫緊の課題となっています。

カルチャー | 所要時間: 11 分
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新型コロナウイルス感染症の流行をきっかけに、職場カルチャーは大きな変化を遂げようとしています。パンデミックの影響でリモートワークやハイブリッドワークへの移行が進む中、57%の企業が自社のカルチャーに大きな変化を予期していると回答しています。1

この変化は企業にとって、優先順位の見直しを行い、自宅や、ときにはオフィスやフロントラインでも、社員が安心してモチベーションを保ち、周囲から良い刺激を受け、生産性を発揮できる職場環境を構築するチャンスです。

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職場カルチャーとは

職場カルチャーとは

「職場カルチャー」を議論する際には、それが意味する内容を定義することが重要です。しかし、突き止めるのは容易ではありません。一連の価値観なのでしょうか。それとも、行動、態度、慣習や慣例なのでしょうか。実は、これらすべてに加えて、さらに何かが含まれているのです。

Forbes誌は職場カルチャーを、「私たちをいつも取り巻いている環境」と表現しています。求人情報サイトIndeedは、「職場環境のいつもの雰囲気を作っている態度、信念、行動の集合」としています。

おそらくもっともシンプルな説明は、米国の著名な経営コンサルタントであるMarvin Bower氏による、「私たちがここで物事を行う方法」という表現でしょう。

どのように定義しようとも、職場カルチャーを目に見える形で測定するのは難しいものです。それは明文化されたルールではなく、仕事をしていてどう感じるかということです。すべての組織にはそれぞれの個性と雰囲気があり、それらは簡単に作り出せるものではありません。

著名な経営コンサルタントであり作家でもあるピーター・ドラッカーは、「カルチャーは戦略を打ち負かす」と言っています。未曾有の労働環境の変化を受けて、組織が気付き始めているのは、世界で最高の戦略と最優秀の人材を備えていても、組織のカルチャーが適切でなければ意味がないということです。

カルチャーとは、私たちが呼吸している空気そのものです。もしカルチャーが有毒なら、組織は死に至ります。

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職場カルチャーを強化するにはどうすればよいか?

職場カルチャーが重要な理由

職場カルチャーが重要な理由

だからこそ、社員の働き方や仕事への意識を変えようとする企業は、「カルチャー」への注力を最優先しているのです。ここでは、カルチャーがそれほどに重要である具体的な理由と、カルチャーが影響を及ぼす分野、そして企業カルチャーにポジティブな変化をもたらす方法を紹介します。

社員の心身の健康

あなたの組織では、メンタルヘルスを身体の健康と同じくらい重視しているでしょうか?職場カルチャーは社員の心身の健康に大きな影響を及ぼします。新型コロナウイルス感染症の流行を受けて、雇用者は社員の安全と健康の維持にいっそう配慮することを余儀なくされています。

「社員の心身の健康」は、2021年のデロイト・グローバル・ヒューマン・キャピタル・トレンド調査において、最も重要性の高いトレンドとしてランキングされ、リーダーの80%から組織の成功にとって重要または非常に重要だと認識されています。

多くの組織がリモートワークに移行し、育児に対応したフレックス勤務時間など、社員のワークライフバランスを向上させるための施策を導入しました。これによって社員は、自分がサポートされている、評価されていると実感しやすくなります。

社員のパフォーマンスと生産性

職場カルチャーは社員のパフォーマンスに影響を及ぼし、最終的には企業の収益に直接影響を及ぼします。職場の雰囲気がポジティブで協力的だと、毎日仕事に行くモチベーションが上がり、気分や集中力が高まります。強いカルチャーを持つ組織は一般的により成功しており、高い生産性を保っています。

実際、オックスフォード大学の調査では、満足している労働者はそうでない労働者よりも13%生産性が高いことがわかっています。

コミュニケーション

良好なコミュニケーションがあれば、個人の役割や責任がどのような場合でも、相互への尊敬と信頼が生まれやすくなります。質問やアイデアの交換がしにくく、互いにつながりにくい職場カルチャーは透明性が低く、社員の能力が十分に発揮されない可能性があります。エンゲージメントを高めるには、双方向の率直な対話によるコミュニケーションを行う必要があります。

透明性

ビジネスにおいて信頼関係を築くには、透明性が鍵となります。よりオープンな職場環境を生み出すことができれば、社員は建設的な方法でコミュニケーションをとれると感じます。会議やブレーンストーミングでは、組織の隅々から本音の意見や新しいアイデアを聞けるため、より良い結果が得られるようになります。それが最終的に、ビジネスの利益につながるのです。

求人

組織が強いカルチャーとブランドアイデンティティを持っていれば、適切な人材を惹きつけやすくなります。会社のコアバリューや目標を明確に記載したウェブサイトを用意しましょう。そうすれば、求職者は自分があなたの会社に適しているかを判断しやすくなります。また、優秀な人材に「この会社の価値観やカルチャーは自分に合っている」と納得してもらうチャンスにもなります。

エンゲージメントとリテンション

ポジティブなカルチャーとは、社員を大切にし、一人ひとりのビジネスの成功への貢献を評価するものです。社員が自分のことを、機械の部品ではなくコミュニティの一員だと感じていれば、組織に留まる可能性が高くなります。健全なカルチャーを持つ企業は、Z世代の社員を維持する可能性が16倍高いことがわかっています。これは長期的なロイヤルティにつながるうえ、新しい人材を常時募集するコストの削減にもつながります。

チームワーク

最も成功している組織カルチャーは、あらゆるバックグラウンドを持つ人びとを結びつけ、チームスピリットを育んでいます。考え方や性格がまったく違う人間どうしでも、共通の目的があれば協調できるものです。最高の業績を出しているチームは、成功のためにはあらゆる多様性が不可欠だということを、ますます強く主張しています。

マッキンゼーが発表した最新のダイバーシティ&インクルージョンの考え方によると、多様性の高い企業ほど、収益の面で、モノカルチャー寄りの企業を上回る可能性が従来以上に高くなっています。

活発なコラボレーションカルチャーは、チーム間の境界を打ち破ることができます。逆に、有害な環境では、社員は利己的になり、他者を責めるカルチャーを育むことになります。

サービスの品質

健全なカルチャーがあれば、人びとは最高品質の仕事をしたくなるものです。職場で快適に過ごせて、必要な意思決定の権限が与えられていれば、社員は最大限の能力を発揮しやすくなります。これによって高パフォーマンスのカルチャーが生まれ、組織全体の強化につながり、最高水準の製品やサービスを確実に作り出しやすくなります。

評判

誰しも、転職サイトやソーシャルメディアで企業を非難する投稿を見たことがあります。その多くは、元社員からのものです。人は、企業とのやり取りに基づいて企業を判断するものであり、ネガティブなイメージは大きなダメージにつながります。社会意識が高く、倫理的な働き方を実践し、スタッフの心身の健康をサポートする企業は、より多くの取引と優秀な人材を惹きつける傾向があります。

CBIの調査によると、英国国民の69%が、スタッフに手厚い待遇を提供することが企業の評判を高める最も効果的な方法だと考えています。

こうしたことが正しく行われていれば、ビジネスに非常に良い影響を及ぼすことができますが、有害なカルチャーは正反対の効果をもたらす可能性があります。社員に「職場に行きたくない」、「上司がサポートしてくれない」と感じさせる環境は、長い目で見ると企業を衰退させます。

やる気を高める

カルチャーとやる気は深いところでつながっています。カルチャーと同じく、スタッフのやる気は、いつでも簡単に把握できるものではありません。それは、エンゲージメント、態度、気分などが組み合わさったものだからです。ただし、やる気が低いときは、ほぼ確実にわかります。社員の心身の健康とダイバーシティ&インクルージョンに焦点を当てたポジティブなカルチャーを作り出すことで、社員の一人ひとりが自分の意見を聞いてもらえ、自分が評価されていると感じるようになり、やる気が高まりやすくなります。

さらに、それは個々の社員を強化するだけの話ではありません。ポジティブな職場カルチャーは、チームの士気を高めるための重要な要素です。これによって、チームがそれぞれの仕事に自信を持って力を発揮しやすくなると同時に、個人が自分らしくふるまい、それぞれの貴重な意見を表明することが促されます。

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職場カルチャーを把握する

職場カルチャーを把握する

職場カルチャーを把握する

あなたの組織内のカルチャーを、もっと詳しく見てみましょう。もっとも、その結果が好ましいものとは限りません。

変化を実現してカルチャーを改善するためには、まず現在起こっていることを確認し、素直に受け入れる必要があります。多くの組織がパンデミックでは大変な苦境を切り抜けてきており、中には生き残るだけで精一杯の組織もあります。しかし、逆境というものは、カルチャーをリセットするチャンスでもあります。

リーダーたちは、カルチャーというものは卓球台や自動販売機のようなモノだけには限らないことを、かつてないほど痛感しています。カルチャーとは、人びとを共通の目的に結びつけることです。リモートで仕事をしているときも、同じ場所で一緒に仕事をしているときも、お互いにつながることです。

現在のカルチャー環境のレベルを測るには、いくつかの方法があります。

カルチャーの現場を観察する

人びとの交流や相互のやり取りの様子を見れば、職場カルチャーがよくわかります。人びとはお互いに敬意を払い、歓迎していますか?全員が発言の機会を与えられていると感じていますか?反対意見はどれくらい許容されていますか?もしあなたが管理職なら、他の人と話をするとき、どのような行動をロールモデルにしていますか?どのような規範や期待を設定していますか?

物理的なワークスペースは、空間の共有やコラボレーションの感覚を促進する1つの要素ではありますが、最も重要なものではありません。それよりも、人びとが使うツールや働くスペースなどさまざまな要素をどのように組み合わせてカルチャーを形成するかが重要なのです。例えば、人々がお互いにどのように接しているか。どのようなことが受け入れられ、どのようなことが許容されるのか。あるいは、組織でどのような行動が報奨され、どのような行動が阻止されるのか、といったことです。

職場カルチャーのアンケートを実施する

オンライン調査を実施すると、組織のカルチャーや社員のエンゲージメントについて有益な情報を得ることができます。社員からのフィードバックを分析することで、既存のカルチャーと達成を目指すカルチャーの間のギャップを埋めることができます。アンケートはオーディエンスに合わせてカスタマイズできます。例えば、次のような質問をすることができます。

  • 0〜10の段階で回答してください。この組織を友達に推薦する度合いはどれくらいですか?
  • あなたはチームや組織から尊重されていると思いますか?
  • この組織について、最も変えたいと思うことは何ですか?
  • この組織はダイバーシティとインクルージョンを重視していますか?
  • この組織には、チームワークと協力を育むカルチャーがありますか?
  • あなたは今後どのくらいの期間、この組織にとどまるつもりですか?

コミュニケーションツールで感情を測定する

チームベースのツールは、仕事のシリアスな側面からもっと気軽な側面まで、さまざまなトピックについてただちにフィードバックを得るのに適しています。定期的にアンケートを実施して、組織全体の雰囲気をリアルタイムで把握しましょう。

例えば、現在の報奨プログラムや仕事の進め方について意見を求め、どれくらいの人が同意しているのかを調べることができます。サムアップ、サムダウンのアイコンをクリックするだけで、すぐに回答が得られます。

職場カルチャーを生み出す方法

職場カルチャーを生み出す方法

優れた職場カルチャーは、一夜にして実現するものではありません。それは、日々の仕事の中で、あらゆるやり取りを通して進化や変化を遂げていくものです。まずは、以下のポイントに注目してみましょう。

組織の価値観

組織の哲学や信念を真に反映した、明確なコアバリューを持つことが重要です。社員にこれらの価値観を理解したうえで納得してもらうことが必要なので、これらを社員に効果的に伝える必要があります。

次に、この価値観を現実のものにします。ただ座って、紙に書く内容を考えるのではなく、まずは組織が実際に行っていることに目を向けてみましょう。社員や顧客に、どのように接していますか?地域社会では、どれくらい積極的に活動していますか?経営陣のメンバーの多様性は、どれくらいでしょうか?これらの質問に対する回答から、あなたの本当の価値観がわかります。

足りないものがあると思うなら、それを願望として追加し、その実現に向けて行動を変える計画を立てましょう。同様に、自社の価値観が自分の望むものではないと感じるなら、どのように軌道修正するかを決めます。

いずれにしても、あなたの価値観を今日のあなたの行動に反映させるか、明確な変革戦略に組み込んであなたの行動を変えなければなりません。そうしないと、それはただの紙上の言葉にすぎず、すぐに社員に見破られてしまいます。

組織のアイデンティティ

組織のあり方は、あなたのアイデンティティによって決まり、それによって差別化されます。あなたのアイデンティティは、社内外の人びとにどのように見られているかを示すものなので、重要な意味を持ちます。組織のプロフェッショナリズムと社会的責任を示すためには、ポジティブなアイデンティティを維持することが非常に重要です。

リーダーシップ

職場にポジティブな雰囲気を生み出すには、リーダーやマネージャーがどのようにしてコミュニケーションを取り、チームワークやオープンな姿勢を促すかが非常に重要です。しかし、多くの場合にこのことは見落とされています。ある調査によると、10人中6人が上司が原因で会社を辞めたと回答しており、信頼感の不足が人間関係を阻害していることは明らかです。だからこそリーダーは、過度に細かく管理するマイクロマネジメントを避け、部下がすばらしい成果を出せるようにコーチングしたり育成するべく、それに注力できる方法を見つける必要があるのです。

組織で最大の資産は人です。多様な人材は、組織にさまざまな個性、信念、価値観、スキル、経験をもたらしてくれます。これは称賛すべきことです。誰もが安心でき歓迎されていると感じられる企業カルチャーがあれば、社員は潜在能力を最大限に発揮しやすくなります。

人種、性別、性的指向にとらわれず、一人ひとりのメンバーを大切に育てましょう。職場でありのままの自分でいられると感じている従業員はわずか32%、会社のダイバーシティ&インクルージョンの取り組みに偽りがないと思う社員はわずか44%[SC4]です。このことから、組織には大きな改善のチャンスがあることがわかります。

職場の規範

職場の規範とは、人びとの行動の指針となるルールや慣習のことです。通常、規範は文書化されていません。また、あまりにも定着しているため、たとえ不適切であっても、そのふるまいや行動に気付いていないことがあります。規範は日々の行動に深く根付いているため、それが正常に思えてしまうのです。しかし、昔からずっとそうだったというだけで、ある仕事のやり方が現在でも認められるとは限りません。職場の規範が進化する中で、全員が職場での望ましいふるまい方を理解する必要があります。

ポリシー

会社の規則、決定、ポリシーはすべて、組織カルチャーの形成に関与します。採用、オンボーディング、服装規定、表彰制度、研修、業績管理、心身の健康、ワークライフバランスなど、すべてがビジネスの成功を左右します。特に、いじめやハラスメントに対する明確で透明性の高いポリシーを設けておくことは、不適切な行為には真剣に対処する姿勢を示します。

コミュニケーション

リモートワークや職場の分散化が急速に進む中、生産性の高い職場カルチャーを維持するには、オープンなコミュニケーションが欠かせません。人びとは情報を得たいと思っています。たとえ自分に直接影響がなくても、情報網に入って、組織で何が起こっているのかを把握したいと考えています。また、いつでも、どこでも、どのデバイスからでも、情報にすばやくアクセスし、コラボレーションやアイデアの共有を通じて、問題を解決したいと考えています。

どのようなチームでも、対人関係の問題はときどき発生するものですが、機能的な職場カルチャーがあれば、問題を迅速かつプロフェッショナルな方法で解決できます。

職場環境

職場は、全員が安心して高い意欲で仕事に取り組め、周囲から良い刺激を受け、生産性を高められる場所であるべきです。職場の物理的な環境は、人びとの毎日の仕事に影響するため重要です。オフィスでも倉庫でも自宅でも、照明、騒音レベル、気温、デスクの配置は気分に影響を及ぼします。誰しも、仕事中に不快な思いをしたくありません。

サブカルチャー

同じ組織のために働いているなら、全員が味方でしょうか?そうとは限りません。部署やチームのあいだで効果的なコミュニケーションが行われないと、対立関係が発生する場合があります。組織内のサブカルチャーは、組織全体のカルチャーを混乱させる可能性があります。しかし、サブカルチャーが相互に補完し合うポジティブなものであれば、全員が共通の目的や目標を達成するために協力することができます。

ハイブリッドチームにとって、職場カルチャーとは何でしょうか?ハイブリッドなチームのパフォーマンスを高めるための、エンゲージメントの新しいルールを読んで確認しましょう。

職場カルチャーを改善する方法

職場カルチャーを改善する方法

社員の多くは、職場カルチャーというものは自然に形成されるものだと思っています。つまり、組織が定義したり形作ったりする必要がないものだと考えているのです。しかし、その考えではカルチャーの発展をコントロールできないので、大きなリスクにつながります。

現状を把握し、注意を払うべき場所を見極めることが大切です。そうすれば、全員が恩恵を受けられる、よりポジティブな職場カルチャーに向かって進むことができます。

社員数にかかわらず、すべての管理職はカルチャーを優先する必要があります。ポジティブな職場カルチャーを導き、形成し、促進することが自分の責任だと思って、チームのロールモデルとして行動してください。

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職場カルチャーを変える方法

職場カルチャーを変える方法

あなたもあなたのリーダーも、職場カルチャーの改善に向けてもっと積極的な役割を担うことができます。

  • トレーニングやメンタリングのようなオンボーディングプロセスに関与する。社員を支える協力的なカルチャーがトップダウンで実施されている様子を目にすれば、新入社員は良い第一印象を持つはずです。
  • 昇進と昇格について透明性の高いポリシーを設け、社員が次のレベルに到達するためには何が必要かわかるようにする。業績評価とキャリアパスを利用して、成長度を測りましょう。
  • 成功を収めたチームメンバーを表彰して、他の社員の見本になるようなポジティブな仕事の習慣を明示する。社員表彰のためのプラットフォームを導入し、成果を出した人やポジティブな行動を取った人を他のチームメンバーと一緒に称賛しましょう。
  • チームミーティングやイベントで会社の価値観をアピールする。こうすることで、人びとに思い出してもらいやすくなります。
  • 適切な採用を行う。ビジネス界の重鎮ジャック・マー氏が言うように、「必要なのは最高の人材ではなく、適切な人材」です。
  • カルチャー面のダイバーシティとインクルージョンを重視する。あらゆる背景を持つ人びとを歓迎し、その違いを祝福しましょう。ポジティブな職場とは、すべての社員が大切にされ、必要なサポートを受け、成長できる職場です。

カルチャーは常に進歩の過程にあるものです。変化に備えて計画を立て、予期せぬ出来事に対応できる俊敏性を持つことが重要です。また、変化に対するさまざまな人の反応や、社員のエンゲージメントを維持する方法を考慮することも大切です。不確実な時代を乗り越えていくためには、優れた社員エクスペリエンスと豊かで活気に満ちた企業カルチャーを実現することが不可欠なのです。

ハイブリッドチームにとって、職場カルチャーとは何でしょうか?ハイブリッドなチームのパフォーマンスを高めるための、エンゲージメントの新しいルールを読んで確認しましょう。

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