APIとは?職場のコミュニティづくりにどう役立つ?

APIはウェブサイト、ソフトウェア、スマートデバイスを接続する際などに役立つものです。APIの仕組みと、職場で人と人とをつなぐうえでAPIは重要な役割を果たしていることを、ここで簡単に説明します。

ビジネスコミュニケーション | 所要時間: 10分

APIのメリットを説明する前に、まずAPIは日常生活でどのように役立っているのかということから考えていきましょう。航空券や保険で複数の商品を比較する、店で受け取るテイクアウトの注文を事前に携帯電話で済ませる、ソーシャルメディアのアカウントを使って別のウェブサイトへの登録を行う、こうしたことができるのはすべてAPIのおかげです。

Workplaceで業務を簡素化

オフィス勤務再開の周知からハイブリッドワークの導入まで、Workplaceは業務を簡素化します。

一方、APIは職場でも人々の役に立っていて、円滑な業務の進行を後押ししています。つまり、やりたい作業を進めるために複数のアプリケーションを起動したり画面を切り替えたりする際、アクセスした先々で個別のログオン操作を行う必要がなくなったのはAPIの効果です。こうした環境から、安全で生産性が高く、コラボレーションが活発な企業文化が育まれます。

コラボレーションに関する社内プロセスがうまく機能していると考えている企業は14%のみという状況で、APIは組織のつながりを強化するための大きな推進力となる可能性があります。

APIとは

APIとは

APIは、Application Programming Interface (アプリケーションプログラミングインターフェイス)の略です。2つのアプリケーション間のメッセンジャーとして機能し、通信処理を受け持ちます。APIは、実施したいことをシステムに伝え、処理結果を人間に返すという、利用者とアプリケーションとの間のインターフェイスとして機能するものです。

APIは、他のAPI、データベース、デバイスといったさまざまなソースからデータを収集し、利用者、企業、モノをつなぎます。

PCやノートPCを使用していて、ウェブサイトからドキュメントやスプレッドシートに、スニペットを切り取って貼り付けられるのは、APIがその処理を実行しているからです。また、ファイルの共有、コラボレーション、インスタントメッセージの送信といった処理でも、毎回APIが実行されます。

組み合わせの効果: 職場の仲間とつながる

組み合わせの効果: 職場の仲間とつながる

では仕事の世界で、APIが重視されるのはなぜでしょう。簡単に言えば、人は仕事の効率を上げようとして、さまざまなツールを使いたがるものだからです。したがってその場面で使うツールは、どのプラットフォームを使っている人ともシームレスに相互運用できるものであるべきだと、Metaは考えます。

その方針を実現するための施策をMetaでは「組み合わせて効果を増す」戦略と呼んでいます。そのため、連携ディレクトリへの投資を続け、ほかのプロバイダーとも協力して新たなソリューションの開発に取り組んでいます。こうしてITリーダーはソフトウェアへの既存の投資から、より高い価値を引き出すことができ、上級管理職はデジタルトランスフォーメーションの実現を引き続き支援することができます。

誰もが仕事をより効率良く、より快適に進めるために、APIが役立っている3つの方法を以下に紹介します。

仕事をもっと楽しいものにする

仕事をもっと楽しいものにする

現代の企業は、自社の社員、サプライヤー、顧客から収集したデータと常に格闘しています。

デスクトップ上のアプリケーションの切り替え回数が減り、使い方のトレーニングも不要になれば、既存のプラットフォームの使い慣れた環境で作業を続けることができるため、同じデータを何度もあちこちで入力することも少なくなります。

また、APIを活用した連携により、日常のプロセスを自動化することもできます。たとえばWorkplaceでは、ボットを利用してプロセスを自動化できるので、人はより重要度の高い業務に集中することができます。

効果的なコラボレーションを実現させる

効果的なコラボレーションを実現させる

効率的に仕事をするために必要な情報にアクセスするところでチームメンバーが苦労すると、納期にも士気にもマイナスの影響が出ます。すでに使っているさまざまなツールをWorkplaceを介してつなぐことで、真のコラボレーションを体験できます。

Workplaceのようなプラットフォームを導入することで、OneDriveQuipなどのパッケージを利用してクラウド内でドキュメントを安全に共有、保存、編集できるうえ、Jiraでプロジェクト全体を管理できます。

作業の合理化を進めて効率アップ

作業の合理化を進めて効率アップ

APIを使用すると、複数のアプリケーションに安全にアクセスすることもできます。Telefonicaは最近、WorkplaceをOffice 365とシングルサインオン(SSO)で連携させたので、社員は他のシステムで使用しているのと同じSSO認証情報を使って、Workplaceに簡単にサインインできるようになりました。

また、APIを使用すると、組織はビジネス用のメールアドレスを持たないフロントラインワーカーともつながることができます。たとえば、WorkplaceのパートナーであるAzuronautは、新たに作成されたメールレスAPIを使用して、Workplace用として初の完全自動化メールレスアカウント管理ツールとなる「Mesh」を作成しました。

会社をコミュニティに変える

会社をコミュニティに変える

職場の仲間同士のつながりを強化することで働き方を変えていくという意味で、APIは大きな可能性を秘めています。企業全体を1つのコミュニティに変えることを目指して、それを実現させる方法をMetaは探求し続けます。

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