Station CasinosがWorkplaceを活用し2,500人の従業員のつながりを強化
Station Casinos組織開発担当副社長、Fernando Contreras氏が、Workplaceを活用して人と人とのつながりや複数資産の連携を強化したことにより、優れたブランド体験を実現した経緯を説明します。


Station Casinoといえば、華やかなポーカーホールとネオンが輝くラスベガス・ストリップが思い浮かびます。Station Casinosは、Palm Casino Resortなど、ラスベガスの代表的なカジノを所有する企業です。しかしカジノ運営は、同社のビジネスのほんの一部に過ぎません。
1976年に設立されたStation Casinosは、アンディー・ウォーホル、バスキア、ダミアン・ハーストなどの世界的な巨匠によるアートを配した高級ホテルも運営しています。さらに、受賞歴のあるレストラン、Forbes誌の4つ星評価を受けたスパ、コンサート会場、ナイトクラブ、地元のパブ、ボーリング場などの近隣施設も経営しています。
Workplaceで業務を簡素化
オフィス勤務再開の周知からハイブリッドワークの導入まで、Workplaceは業務を簡素化します。









その裏側では、13,500人のスタッフがこの24時間365日のオペレーションを支えています。職種はバトラー、有名シェフから客室清掃係まで多種多彩です。
「複雑なビジネスは経験してきたつもりでしたが、Station Casinosは桁違いでした。これほど複雑なビジネスはないでしょう」とContreras氏は語ります。
コストのかかる全社会議をWorkplaceへ移行
13,500人の従業員を抱える同社では、さまざまな面でコミュニケーションが困難でした。会社のメールサーバーはストレージが非常に限られているため、ファイル共有に制約がありました。しかも、Station Casinosの従業員のうち、電子メールを利用できるのはわずか10%だったのです。
「これまで、ラスベガスのゲーム会社がそうであるように、私たちも大きなコミュニケーションの問題に悩まされてきました」とContreras氏は振り返ります。さらに、電子メールの利用が許されている10%のスタッフも、実際には電子メールをコミュニケーションの目的ではあまり利用していなかったと説明します。「コミュニケーションの大部分は、ミーティングやチームハドル、従業員通路の標識などを通じて行われていました。裏方の従業員は大勢いますが、その大半が物理的な手段でコミュニケーションを図っていたのです。ご想像の通り、私たちのビジネスのペースでは、それは非常に困難で、時間がかかり、必ずしも信頼できるものではありません」

Red Rock Casino Resort and Spaで従業員の記念日をお祝い
簡単な社内報を流すだけでも大変な作業でした。会社の重要な更新情報があれば、スタッフ全員を会場の大きなボールルームに集めて、直接情報を伝えていました。大勢のスタッフが年中無休体制で働いているため、朝勤、夕勤、夜勤のスタッフに合わせて、各施設のボールルームで会議を5〜6種類設定し、開催する必要がありました。この場合、時間給の労働者には出勤手当を支給しなければなりません。このように、単純に全社的な情報発信を行うだけで、かなりのコストがかかってしまうことがありました。
Station Casinosは、直感的に操作できる、業界最高レベルのITソリューションを必要としていたのです。2018年2月には、メールにアクセスできる全ての社員に対して、Workplace導入の第1段階を実施しました。
Contreras氏は、まず正規雇用のプロパティリーダーや本社スタッフへの導入から始めたと説明します。これは、Station Casinosの経営陣が、現場の組織的な課題を明確に把握するためでした。「これにより、プロパティマネージャー同士が情報を共有し、時間給従業員のチームとのコミュニケーションに統一感を持たせることができました」とContreras氏は説明します。
1年足らずの間に、Station Casinosの各チームがWorkplaceを利用してどのように連携を深めたのかをご紹介します。
フロントラインワーカーと本部社員との橋渡し
ホテル業界が最も大切にしている習慣の1つに、ハウスキーピングウィークがあります。毎年9月に1週間、世界中のホテルがハウスキーピングウィークを開催し、1年中休むことなく働く清掃チームのスタッフをねぎらっています。
“本社がハウスキーピングウィークを意識してWorkplaceを通じてスタッフを応援するのは、素晴らしいことです。”
昨年はWorkplaceを使って、Station Casinosのホテルがハウスキーピングウィークの楽しい場面やゲームを写真とライブ動画で社内に共有しました。

ハウスキーピングウィークのお祝いを社内全体で共有
何年も本社で働いているのに、ハウスキーピングウィークを知らないスタッフもいました。Workplaceで初めて知ったそうです。「この活動は、会社が多くの時間と費用を投じて行う大規模な認知活動です。企業全体がこの活動に気づき、Workplaceを通じてサポートを示すことは素晴らしいことです」とContreras氏は話します。
学びのコミュニティを築く
学習管理システムを導入していないStation Casinosは、スタッフの学習を深く、かつスケーラブルにサポートするための適切なツールを持ち合わせていませんでした。Contreras氏が投資しているプロジェクトの1つに、Workplaceを使った学習コミュニティの構築があります。年初にWorkplaceを導入して以来、ゲームスロットや人事部門と共同でリーダーシップ育成のパイロットプログラムをいくつか立ち上げたほか、Workplaceを活用した全社的な学習パイロットプログラムも開始しました。
“Workplaceは、学習コミュニティを構築することを可能にし、公式の学習プログラムを通じて、より深い議論を推進し、お互いをサポートすることを可能にします。”
リーダーシップ育成プログラムの参加者は、プライベートなWorkplaceグループに招待され、クラスルーム形式のディスカッションが行われます。「Workplaceは、学習コミュニティを構築することを可能にし、公式の学習プログラムを通じて、より深い議論を推進し、お互いをサポートすることを可能にします。このようなWorkplaceコミュニティは、正式なプログラムを超えたサポートコミュニティにもなっています」とContreras氏は話します。
“実際に学習計画を作成できるようになったことで、キャリアパスの構築もうまくいくようになるでしょう。そして、キャリアパスを確立しておけば、本当に必要な重要なリーダーシップのポジションを担ってもらう、人材プールを構築し始めることができます。”
さらに、従業員の育成とスキルアップにより、Contreras氏は本部内の人材プールを向上させることができます。「後継者育成を進め、事業の重要なリーダーとしての力をつけてもらわなければなりません。実際に学習計画を作成できるようになったことで、キャリアパスの構築もうまくいくようになるでしょう。そして、より良いキャリアパスがあれば、本当に必要な重要なリーダーシップのポジションを担う人材プールを構築し始めることができます」
仕事を楽しめる瞬間を増やす
ホテルレストランで働く総料理長たちは、芸術作品のように見事に盛り付けた料理の数々をWorkplaceで披露し、誰もが見られるようにしています。イベント管理チームは、コンサート会場での有名アーティストによるパフォーマンスの一部を、ライブで紹介しています。仕事中に出会う様々な素晴らしい瞬間をWorkplaceでシェアし、共に楽しむことで、社員同士の交流が促され勤労意欲を高めることができます。

パティシエたちが作った素晴らしい作品の一例
“社員はWorkplaceを実に楽しんで使っています。Workplaceでは、世間に見せる顔と仲間内に見せる顔を使い分ける必要がないので、本当の自分をありのままに見せられます。 ”
Workplaceの効果について、Contreras氏は次のように語っています。「Workplaceは、利用者が『私たちのプロパティではこんなにもたくさんのことが起こっているんだ』と気づく、目覚めの瞬間をもたらしたと思います」。利用者がその情報に飢えていなかったわけではなく、Eメールがそのようなやりとりには不向きだったということです。社内で起きている情報やストーリーの99%を、人々は見逃していたのです。今は、その瞬間をみんなで楽しむことができます」
WorkplaceのおかげでStation Casinosの文化が花開き、経営陣は従業員の学習と参加を最優先させることができました。Station Casinosは、適切なツールで従業員を強化するだけでなく、スタッフが一丸となったときに起こる素晴らしい出来事を体験しました。

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