Workplaceは、既存のエンタープライズグレードのセキュリティ機能にモバイルセキュリティを追加しました。
新機能のモバイルセキュリティのリリースにあたり、Workplaceコミュニティの安全は世界トップクラスのインフラによってどのようにして守られているかを簡単に振り返ります。
Workplaceはセキュリティに真摯に取り組んでいます。これまでシステムや機能を組み合わせてお客様の情報の安全を確保してきましたし、今後もこの取り組みは続きます。
Workplaceにそれができるのは、Facebookがお客様のデータの安全を守るためにセキュリティ、インフラストラクチャ、スケーラビリティ、高可用性、技術革新に投資を行ってきたからです。
具体的には、高度な多層防御のセキュリティシステム、世界的に知られる24時間年中無休のセキュリティチーム、厳格なセキュリティポリシーとセキュリティプロセスが挙げられます。もちろんそのすべてが、信頼できるセキュリティやコンプライアンスの認定によって実証済みです。
Workplaceで業務を簡素化
オフィス勤務再開の周知からハイブリッドワークの導入まで、Workplaceは業務を簡素化します。
このプライバシーとセキュリティに対する徹底した注力は、700万人を超える有料サブスクリプション登録者1を獲得できた理由の1つであり、Workplaceが世界各地でセキュリティ意識の高い企業に採用されているゆえんでもあります。
今後、セキュリティの状況は変化するでしょうが、Workplaceも進化します。これからも、Workplaceのセキュリティを維持するために、モバイルセキュリティのような機能の開発を続けていきます。モバイルセキュリティについては後半で詳しくご紹介します。その前に、Workplaceが掲げるセキュリティの3つの原則を再確認しましょう。
Workplaceにおけるセキュリティの3つの原則
この3つの原則は、顧客データのセキュリティと保護に対するWorkplaceのアプローチの基盤となるものです。詳細については、セキュリティガイドをダウンロードしてご確認ください。
1.お客様自身がデータの所有者
自社のデータの取り扱いについては、お客様がデータ管理事業者として自ら判断します。ここでいう取り扱いには、データの変更、削除、エクスポートなどが含まれます。社員がWorkplaceに入力したデータは会社に帰属し、社外には公開されません。
2.データへのアクセスの厳格な管理
当社では、お客様のWorkplaceでの体験を可能な限り快適なものにするために、お客様のデータに対する処理を行います。お客様のデータを広告表示のために使用することはありません。利用者の個人用Facebookアカウントのエクスペリエンスをパーソナライズするために使用することもありません。また、社内外でのデータの不正利用を防ぐために厳格な対策が取られています。
3.WorkplaceとFacebookは独立したプラットフォーム
Facebookの投資によって構築されたセキュリティ、インフラストラクチャ、スケーラビリティ、高可用性、技術革新は、Workplaceにも取り入れられています。しかし、WorkplaceとFacebookは独立したプラットフォームであり、それぞれのアカウントとプロフィールは個別に管理されています。Workplaceアカウントと個人用Facebookアカウントの間でコンテンツが共有されることはありません。
モバイルセキュリティが新たに登場
Workplaceで新しいツールの開発と構築を行う際には、上記の3つのセキュリティ原則が指針となります。新機能のモバイルセキュリティもこうして開発されました。
モバイルセキュリティとは
モバイルセキュリティ機能は2つのカテゴリで構成されています。技術的な資料をご希望の場合は、管理者ガイドをご覧ください。
• モバイルデバイス管理(MDM)
MDMプラットフォーム(App.Config)に登録された社内デバイスを使用するお客様向けに用意された、業界標準のデータ損失防止機能のセットです。
• ネイティブなモバイルセキュリティ機能
ユーザーセットに基づくオーディエンスの選択を行います。これにより、コンプライアンス準拠アプリ、二次的な再認証、コピー・ペーストのブロック、ファイルダウンロードのブロック、スクリーンショットや画面録画のブロックを実現します。
モバイルセキュリティが重要な理由
Workplaceアプリを使用する際にモバイルセキュリティは不可欠です。この新機能により、社員の使用するデバイスが会社管理か私物かを問わず、機密情報と知的財産の保護とセキュリティを確保できます。
お客様にとっての意味
それは、安心を確保できることです。モバイルセキュリティにより、企業は社員がモバイルデバイスを使用してWorkplaceで交流やコミュニティ構築を行うことに対し、より安心感を持てるようになります。
真のメリット
モバイルセキュリティ機能が有用である主な理由としては以下があげられます。
• 第一に、利用しているMDM/EMMプロバイダーと連携して、会社管理デバイスを保護できる
• 個人デバイスにおけるデータ損失防止機能の有効化をサポートすることで、重要情報のセキュリティを確保できる
• Workplaceアプリ外への機密情報の共有防止をサポートできる。これは、コピー・ペーストのブロック、スクリーンショットのブロック、ダウンロードのブロックといったデータ損失防止機能を利用できるようにすることで可能になります。
• 生体認証により、適切な利用者のみがWorkplaceにアクセスできるようになる
• 選択されたオーディエンスをターゲットにすることで、管理者が特定の利用者に制限を適用できる
その他の情報
モバイルセキュリティについて、詳しくはこちらをご覧ください。また、Workplaceのセキュリティガイドや新しいセキュリティホワイトペーパーもご覧いただけます。