Workplaceジャーニー: Intercom
ビジネスメッセージプラットフォームであるIntercomのCOO、Karen Peacock氏がFlow 2018に登壇し、同社がどのようにWorkplaceを活用してコミュニティを構築し、その価値観を強化したかを説明しました。


ピーク時には、1日あたりの全世界の送信数が約200億件にも上っていたSMSのテキスト。とてつもない数のように思えますが、実は現在では、Facebook MessengerとWhatsAppだけで、その5倍の数のメッセージが送信されています。
Workplaceで業務を簡素化
オフィス勤務再開の周知からハイブリッドワークの導入まで、Workplaceは業務を簡素化します。









企業がメールよりもリアルタイムのメッセージを利用して顧客や見込み客と対話する今、そのためのプラットフォームを提供しているIntercomほど、メッセージの効果を知り尽くしている企業はありません。
「Workplaceは完全に理にかなっています」IntercomのCOO、Karen Peacock氏は、Flowのオーディエンスにこう話します。「成長を促してくれるWorkplaceは、顧客にとっても企業にとっても、より優れたツールなのです」

Intercomは、成長についても十分知り尽くしています。18か月前にWorkplaceを初めて導入して以来、同社の規模は4か国で600人に倍増しています。実際、Workplaceを試そうという同社の決断を後押ししたのが、その急速な成長でした。
つながり合う文化を築く
「Workplace導入の裏には、まず第一に、18か月ごとに規模が倍増していく企業として、企業文化と社員同士のつながりを強化したいという意図がありました」とPeacock氏は語ります。
「社員数が増えると、誰がどこで何をしているのかが突然把握しづらくなります。Workplaceの導入により、成長を続けながらも一貫した企業文化を保つことができました」
“Workplaceの導入により、成長を続けながらも一貫した企業文化を保つことができました”
Intercomの社員は、この企業文化のインパクトを2つの重要なタイミングで実感します。1つ目は入社直後です。入社初日には必ず、上司がWorkplaceグループに投稿し、新入社員を会社全体に紹介します。
この投稿には、新入社員の氏名や職務だけでなく、過去の経験、採用された理由、そして仕事に対する意気込みが含まれます。
「これにより上司は、当社のコアバリューと社員に求めるものを、効果的に強調できます。これは、廊下で新人を見かけたときに、それが誰なのかすぐにわかるということを意味します。仕事のことはもちろん、お互いの趣味の話などでも、社員同士がつながることができ、それによりコミュニティの連帯感が生まれます」
“廊下で新人を見かけたときに、それが誰なのかすぐにわかるので、コミュニティの連帯感が生まれます。”
2つ目の重要なマイルストーンはもう少し後に起こります。実はこれは、Facebookにヒントを得ています。Peacock氏は次のように説明しました。「Facebookを使う消費者にとって、1年で一番幸せな日は自分の誕生日です。これまでの人生で出会ったさまざまな人が、おめでとうと言ってくれるからです」Intercomはその感覚を再現するため、「Interversary」(インターバーサリー)を考案しました。
「Interversary」を祝して
Intercomの全社員は、毎年の入社記念日に、上司や同僚からの意見に基づいてプロのアーティストがそれまでの1年間を描いた特注の漫画本を受け取ります。その際、上司はWorkplaceを利用して、業績、趣味、重要なライフイベント(異動や転居など)を詳細に盛り込んだ説明文を書いていきます。
「社員は、自分を描いた漫画を通して、過去1年間に仕事とプライベートで達成した大きな成果を振り返ることができます」とPeacock氏は語ります。「上司にとっては、会社の価値観と、チームが本当に大切にしているものや求めているものを伝え、その実践を社員に奨励する絶好のチャンスとなります」
Intercomでのあらゆる取り組みにみられるように、すべての原点はコミュニティにあります。「この特別な日の体験が、帰属意識につながると考えます。それが仕事をコミュニティに変えてくれるのです」

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