未来の働き方: 知っておくべき11のトレンド

社員の期待の変化と、AIとテクノロジーの急速な変革が、企業の働き方のあらゆる側面に影響を与えています。リーダーは何を期待し、どのように将来を計画すればよいのでしょうか。

未来の働き方 | 所要時間: 5分
社員は自分たちの働き方をどのように変えているのか?

社員は自分たちの働き方をどのように変えているのか?

未来の職場はますます社員中心になりつつあり、ハイブリッドワークモデルの導入で、働く時間や場所などを社員が自分たちで決められるようになっています。カナダ、アイルランド、米国、英国の労働者を対象とした調査によると、ほぼ4分の3の社員がパンデミック後に働き方を変えるつもりだと回答しており、多くの人が労働時間や場所の変更など、新しいルーティンを始めることを計画しています。1

テクノロジーにより、ミーティングから知識の共有、トレーニングへのアクセス、タスクやプロジェクトの計画まで、仕事のやり方が一変しました。従業員はより多くの自由と柔軟性を要求し、ワークライフバランスを重視しています。リモートワークを提供できない企業でも、コロナ禍の混乱と課題から得た教訓として、より広い視野に立った従業員体験に新たな焦点を当ています。

企業は働き方のさまざまな側面に改めて目を向けています。そして、柔軟性を提供するとともに、社員の満足度や生産性の面で新しい働き方のメリットを最大化したいと考えています。コロナ禍を経験し、人材にレジリエンスを持たせ、将来起こりうる混乱に備えて雇用手当や解雇手当を整備しています。そして、仕事の計画や分担の方法を変え、派遣社員の利用を拡大し、オフィススペースの縮小や再構築を進めています。

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未来の働き方を方向づける重要トレンドとは?

未来の働き方を方向づける重要トレンドとは?

いくつかの重要なトレンドによって、職場の未来がすでに変わりつつあります。

1. ハイブリッドワーク

パンデミックによって生まれた最も重要なトレンドのひとつが、ハイブリッドワークです。社員は、リモートワーク、完全オフィス勤務、フレキシブルなハイブリッドワークから自由に選択できるようになっています。あるレポートによると、雇用主の40%が、パンデミック終息後も、従業員の半分以上が定期的に自宅で仕事をするようになると予測しています。

これは社員にとって、以下を含む多くのメリットをもたらします。

  • 通勤にかかっていた時間を有効活用できる
  • 仕事と家庭の両立が可能になる
  • 従来の9時〜5時に縛られることなく、最も生産性の高い時間帯に働くことができる

一方、雇用主は、生産性の維持、企業文化の適応と進化、共同作業と個別作業を行う新たな方法の特定に力を注ぐことになり、ハイブリッドワークは企業の運営方法を大きく変えることにつながります。

2. 自動化

McKinseyによると、ほぼすべての職業が自動化の影響を受け、その結果、ほぼすべての産業においてビジネスのあり方が変化していきます。ロボット技術やAIの急速な台頭は、すでに反復作業の削減、業務効率や生産性の向上、コスト削減につながっています。機械がより多くの仕事をこなせるようになるにつれ、従業員には、新しいスキルを習得し、機械とともに働く準備を整えることが求められます。

3. メタバース

バーチャルリアリティ、拡張現実、ホログラムテクノロジーは、仕事のやり方を変え、オフィス、リモート、フロントライン、ハイブリッドなど異なる勤務形態の従業員を結びつけるスペースを生みだし、指導とトレーニングに革命をもたらします。

4. 従業員体験の重視

従業員中心の職場が増える中、ポジティブな従業員体験の保証は組織の成功の核心となります。その実現には、職場、IT、人事、リーダーや管理職を含む、統合的なプロセスが必要です。

リモートチームやハイブリッドチームにおいて、集中力と目的を維持し、生産性を向上させるためには、従業員の生産性と意欲を維持するための機器とソフトウェアを適切に組み合わせた、シームレスなデジタル体験が必要です。企業にとってこれは、インサイトとデータを活用して、価値のあるツールを見つけて導入し、逆に従業員の足を引っ張ったり、負担をかけたりするものを排除することを意味します。

チームを効果的に管理することは、以下のような継続的なエンゲージメントプロセスへと発展しています。

  • スキルをタスクに一致させる
  • 企業のアイデンティティと文化を全社員に浸透させる
  • 常に調整と適応を怠らない

5. 役割とプロセスにおける柔軟性

現在、多くの社員が就職や退職を決定する際に、柔軟性を重要な要素として挙げています。企業が提供する柔軟性としては、ハイブリッドワークやリモートワークが最もよく知られていますが、その他にも次のようなものがあります。

  • 従業員による労働時間の設定
  • 時差出勤・時差退社
  • 復職を前提とした長期休暇や研究休暇
  • 有給休暇の選択肢の充実

これはビジネスリーダーにとって、企業のタスクとプロセスを再評価し、オフィスから離れた場所でも効果的に行えるものと、同じ物理的空間に社員を集めて行うべきものを選別することを意味します。

6. ヘルスケアと心身の健康の重視

従業員体験が重視されるようになったことで、企業は従業員の健康や職場における心身の豊かさを向上させる方法を検討するようになりました。これは、パンデミックによってもたらされたワークライフバランスの改善や健康への関心と密接に関係しています。多くの企業は、雇用パッケージに健康に関する福利厚生を追加し、以下のような分野への投資を進めています。

  • キャリアと目的 - 柔軟な勤務形態、学習・能力開発の機会、トレーニングやコーチングの強化、昇進への明確な道筋を提供しています。
  • ソーシャル - リモート勤務、オンサイト勤務、フロントライン勤務を平等に扱い、バーチャルと対面の両方で、強力なコミュニケーションと協働プロジェクト、共有リソース、交流イベントを通して一体感を強化しています。
  • 金銭面 - PWCによると、パンデミック中の従業員のストレスの原因として、金銭に関する懸念が一番に挙げられています。従業員のほぼ3分の2が、パンデミックの開始以来、金銭的なストレスが増えたと報告しています。また、従業員の経済的な健全さを重視する会社に転職したい、またはそういった会社で働き続けたいと考える傾向にあることも分かっています。
  • 身体の健康 - 健康と福祉が仕事に組み込まれるようになり、上級管理職が模範となって職場での健康習慣を奨励し、リモート勤務の従業員に対しては健康的なホームオフィス環境を確保できるよう支援を行っています。
  • 心の健康 - コロナウイルスがもたらすさまざまな制限により、うつ病が大幅に増加しており、多くの企業がメンター制度やカウンセリングを提供することを検討しています。
  • 情緒的な健康 - 在宅勤務や、より健康的なワークライフバランスの追求により、管理職や従業員の生活ぶりが職場でも垣間見られるようになりました。未来のビジネスリーダーは、リーダーシップにおいて共感を示し、チームや役割、タスクに集中するのではなく、個人を大切にする環境を作る必要があります。

7. 役割ではなく、スキルで採用する

従来のような役割ベースのヒエラルキーは未来の職場に適さないという認識が、雇用主の間に広がり始めています。そういった雇用主は、事業拡大やキャリアアップの可能性を広げるスキルを持った人材の採用と育成を進めています。職務内容や肩書きよりも、能力が重要であることを認識しているのです。

8. 従業員のモニタリングと分析

従業員の行動を監視する可能性はかつてないほど高まっていますが、特に信頼がなければ成り立たないハイブリッドワークモデルを構築している企業では、それがマイナスに働くこともあります。そのため、リーダーは懸念事項に耳を傾け、計画の策定や物流、評価など、データを収集することで得られるメリットを示すとともに、モニタリングの肯定的な結果を報酬につなげることを検討する必要があります。

9. 透明性の向上

パンデミックによってリーダー、マネージャ、従業員のすべてが同じ境遇に置かれることになり、何もかもが変わってしまった職場環境にどう適応していくかという課題に取り組んでいます。感染症の流行という未曽有の緊急事態により、ビジネスリーダーやマネージャの可視性が高まり、明確で透明性のあるコミュニケーションが優先されるようになりました。

規制が解除されつつある今、雇用主が計画や目標を共有し、報酬や福利厚生に目を向け、コミュニケーションを優先させる方法に投資し続けなければ、この透明性の利点の多くが失われる可能性があります。

10. 複雑化する企業・組織

生き残りをかけた闘いの中で、企業や組織はスケールアップすることでその潜在能力を最大限に引き出し、その結果、全社的な連携が可能になりました。M&Aや地理的な多様化が進み、ビジネスリーダーはリスク低減およびリスク管理の目的で新しい市場に投資を行いました。

このように複雑さを増した関係性は、業績管理、新しい業務に必要なスキルの採用、企業の各部署の連結という点で、新たな課題をもたらしています。

11. 価値観と使命の重視

これからの時代で成功する企業は、その使命に明確に集中し、従業員の健康と福祉、関係者の利益、そして生産性の改善を、バランスよく実現できる組織です。また、多くの従業員は、社会的責任や企業責任を果たしている企業で働くことを望んでいます。ビジネスリーダー自身が目的意識を明確にし、その使命を推進するような行動を強化する必要があります。

雇用主はどのように将来の計画を立てるべきか?

雇用主はどのように将来の計画を立てるべきか?

変化は確実に起きています。世界がコロナウイルスの影響から回復し始めた今、これからさらに多くの変化が起こることは明らかです。成功している雇用主は、次のことを学び実践しています。

  • 敏捷性を取り入れる
  • 柔軟性を提供する
  • 伝統的な役割や組織階層よりも人を優先させる
  • 急速に拡大するテクノロジー環境に対応する
  • 新しい目標を設定する
  • あらゆるレベルの従業員と将来について話し合う

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その他の記事:

1「72% of Employees Plan to Change How They Work Post-Pandemic(従業員の72%がパンデミック後に働き方を変える)」、Salesforce、2021年
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